STEP3

設計と構築

3-31
性能への気遣い

kintoneの特性を知って、性能に配慮した設計をする。
イラスト
状況

kintoneでそれなりの規模のシステムを構築する。
一般的なシステム構築の際には、設計時に性能要件やスケーラビリティを考慮してサーバーや契約プランを選択する必要があるが、kintoneは導入した段階で基盤はすべて整っている。スペックによってプランも変わらない。そのような中で、kintoneはどのぐらいの規模システムまで構築できるのだろうか、と一抹の不安がよぎる。

▼その状況において
問題

kintoneの特性を理解せず、性能に配慮しない構築をすると、いざリリースした後に性能低下の問題が生じる恐れがある。

kintoneは、個別のドメイン単位のスペック増強や処理優先度調整ができないので、発覚した場合はリリース後に大きく構成に変更を加えざるを得ない重大なリスクとなってしまう。

▼そこで
解決

それなりの規模のシステムの設計をする際は、データ量×複雑度×アクセス数が膨れ上がらないように【性能への気遣い】をする。

ここで「それなり」という言葉で表しているように、kintoneは利用者によって構成が大きく変わる為、明確な性能上限が設けられない。
そこで次のガイドの内容を参考に、データ量、複雑度、アクセス数の観点で性能に気を遣った構築の実施をしよう。

▼性能上の考慮点と改善策(パターン実践ガイド)
https://kintone.cybozu.co.jp/kintone-signpost/guide/performance.html

▼その結果
結果

【性能への気遣い】(3-31)をすることでそれなりの規模のシステムでもリスクに備えつつ構築できる。
利用者にスムーズにkintoneを使ってもらえるようスマートな設計を行おう。

パターン実践ガイド

このパターンを活用・実践する際には、次のパターン実践ガイドの情報を参照してください。

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