STEP1

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1-06
業務のkintone化

今までのやり方を変えるのは不安かもしれないが、過去にとらわれずkintoneの特徴を最大限活かす。
イラスト
状況

既存の業務をkintoneでシステム化することになった。

kintoneを使った業務システムの画面遷移やキーボード操作を、業務ユーザーが慣れているツールに合わせてカスタマイズ開発しようとしている。

▼その状況において
問題

過去の業務プロセスを踏襲するためのカスタマイズ開発が、開発工数・開発期間・保守コストを増大させてしまう。

現場ユーザーが慣れているツールは当時の業務プロセスやデータ構造に合わせて独自の画面遷移やキーボード操作を実装していた。kintoneでもカスタマイズ開発をすることで独自の画面遷移やキーボード操作を実装したり、APIを使ってデータを制御をしたりすることはできるが、その分開発工数・開発期間が大きくなってしまうだろう。

またkintoneはクラウドサービスであるため、定期的に機能アップデートが実施されるが、機能アップデートによってカスタマイズ開発した部分が意図した動作をしなくなる可能性もある。その場合は機能アップデートに合わせて再度カスタマイズ開発をして保守する必要があり、kintoneの特徴である「設定の変更で容易にメンテナンス出来る」というメリットが薄れてしまう。

▼そこで
解決

過去に縛られてkintoneカスタマイズ開発をするのではなく、業務の目的を実現するためにkintoneを使って業務システムを構築する。

kintoneの特性を理解し、その特徴を活かすように設計することで効果を最大限まで活かすことができる。

まずはkintoneの【基本機能から考える】(2-14)ことで、業務要件を実現できないかを検討し、【ほどほどのUIカスタマイズ】(3-29)を意識しよう。

▼その結果
結果

kintoneの特徴を最大限活かすことで、kintoneで業務システムを構築する際の開発工数や開発期間を最小化できる。また運用開始後のkintone機能アップデートによる保守コストも最小化できるだろう。

既存の業務システムとUI/UXが異なることで、現場メンバーの教育に時間がかかる可能性はあるが、kintoneの操作に慣れてもらうことでkintone活用範囲の拡大につながるだろう。kintoneに初めて触れるユーザーに対しては「kintoneとは」を併せて説明するのが効果的だ。

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