STEP2

プロジェクト企画

2-14
基本機能から考える

「カスタマイズ開発で実現できることか?」ではなく、「カスタマイズ開発でしか実現できないことか?」を確認する。
イラスト
状況

組織内で使う業務システムを、kintoneを使ってどのように構築するか検討している。

▼その状況において
問題

業務システムで実現したいことのイメージが先行してしまい、カスタマイズ開発の要件が複雑になってしまう。

開発の効率性や保守のしやすさ、運営時のパフォーマンスのことが考慮できておらず、業務要件が複雑なまま開発に着手してしまう。
kintoneのことを何でも実現できる魔法のシステムだと思ってしまったり、kintoneの基本機能でできることとプラグインや開発が必要なこととの区別がつかない。

一度決めた要件やイメージに固執してしまい、他の可能性を想像できなくなっている。

▼そこで
解決

まずはkintoneの基本機能やプラグインで実現できる方法がないかを検証する。

どんな要件でもすぐにカスタマイズ開発を検討するのではなく、業務要件が複雑になりすぎていないか、kintone基本機能で実現できないかをまず考える。その上で、本当に必要な業務要件であればプラグインや連携サービスを活用できないか調査する。調査には【プロの伴走】(2-13)をしてもらうのも良いだろう。

基本機能やプラグイン・連携サービスでは実現が難しい場合にのみ、カスタマイズ開発を検討する。カスタマイズ開発は、メリット・デメリットを認識した上で実施することが重要だ。

▼その結果
結果

一度冷静になって見つめ直すことによって、本当に必要な開発かどうかを見極めることができる。また、業務要件を柔軟に捉えることができれば基本機能や既存のプラグインによって要件を実現できる場合も大いにあり得る。これにより、無駄な開発期間や開発コストをかけずに自分たちの組織にあったkintoneの導入に近づくことができる。

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