kintone概念理解
0-02
素早く繰り返す
- 状況
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kintoneを使った業務改善において、まず初めに定義されたプロセスで計画を策定し、その計画に厳密に従って最後まで進めようとしている。
- 問題
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予測できない事態が起きると手戻りが発生してしまう。手戻りによって計画し直す必要があり、当初の計画が無駄になってしまう可能性がある。
長期的な計画や業務範囲が大きな計画は、不確定要素が大きく計画にズレが生じやすい。計画にズレが生じると、当初の計画の前提条件も変わるので、再度全体の計画をし直す必要がある。
一度の計画で最初から最後まで進めようとすると、計画の途中で経験した学びを計画に組み込むことができず、途中で計画を修正することができない。その結果、現場メンバーが業務改善の目的を見失い、計画が頓挫したり、業務改善が失敗してしまうかもしれない。
- 解決
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業務改善の計画と実行を小さい単位で素早く繰り返し、フィードバックループを実現しよう。
大きな計画を精緻に立ててその計画に厳密に従うよりも、業務改善を小さい単位で【素早く繰り返す】(0-02)ことで不確定要素に柔軟に対応しよう。
例えば、業務プロセスの変化や外部環境の変化に対応するために、まずはkintoneでアプリを作ってデータを登録してみる。その結果として現場ユーザーからフィードバックを集め、次の実践に活かすといったサイクルを繰り返そう。
- 結果
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最初に、全ての計画を立てる必要がなくなるので、計画にかかる作業やコストのムダも最小限にすることができる。
不確定要素が生じても手戻りを最小限にすることができ、次の実践に活かすことができる。また、業務要件が変化した場合でもすぐに計画を修正して対応できるので、「業務改善の頓挫や失敗」ということがなくなり、確実に業務改善を前進させることができる。