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ASCAは医学・薬学、科学の翻訳やメディカルライティングなどのサービスを通じ、世界中の人々の生命と健康を守り、貢献することをミッションとしています。
1995年の設立以来、翻訳・英文校正の業務を通じて、日本の科学振興に貢献してきました。
■医学・薬学
ASCAは、医学、特にがん領域を最も得意としています。トップジャーナルへの掲載実績は下記の通りです。
Journal of Clinical Oncology
米国臨床腫瘍学会(ASCO)が発行する、臨床腫瘍学ではもっとも高い権威をもつトップジャーナル。
The Lancet Oncology
Lancetのがん領域に特化した姉妹誌として重要な研究を発信。
Annals of Oncology
欧州臨床腫瘍学会(ESMO)の公式ジャーナル。
■科学振興
サイエンス誌(Science)は米国科学振興協会(American Association of Advancement of Science)が発行する、
世界で最も権威のある週刊の学術誌です。
ASCAは日本でのScience(サイエンス誌)およびその姉妹誌のプロモーションを、1997年から20年間支援。
翻訳や会員対応、メディアサポート、広告代理店業務などの活動をサポート中です。
ASCAの基幹業務はすべてkintoneに集約、全社員が利用しています。
ポータルでは受注や発注の進捗や請求状況がひと目で判断可能です。また、海外向けの業務に応じるため、多通貨の取扱 及び 多言語の帳票出力を実装しました。
働き方改革の中心である発注業務は、発注者となる翻訳担当やチェック担当のスケジュールを管理し、采配する必要があります。その采配表はEXCELによる手動登録でしたが、kintone導入後は自動化されました。
翻訳担当やチェック担当の評価や改善活動もkintoneで管理しています。成果物への品質向上への取り組みがより具体的になりました。
■参考:kintone利用業務
・基幹業務(見積業務、受注業務、発注業務、仕入業務、請求業務、支払業務)
・采配業務(発注者のスケジュール管理、采配業務)
・人材管理業務(スキル管理、改善活動管理、発注者フィードバックシステム連携)
・営業管理業務(顧客フィードバックシステム連携、クレーム対応管理、営業活動管理)
kintone導入前は、FileMakerにて販売管理機能と仕入管理機能を運用。ユーザライクで自由度の高いシステムでしたが、内部統制やシステム連携に限界を感じていました。
ASCAの業務は、見積や発注、請求や支払いなど、多くのデータや煩雑な書面が必要であり、毎月のデータ修正や齟齬対応に悲鳴を上げている状況でした。
この課題を解決するには、内部統制の強化とシステム連携を進め、お客様や発注者(翻訳担当、チェック担当)の皆様、社内の経理担当、営業担当、QC担当がwin-winになるシステム構築が急務でした。
そこで、みんなが幸せになるための「働き方改革」を断行。その中核となるkintoneは、有効性の高いソリューションであることを認識し、日々実感しています。
■ご参考:医薬翻訳のアスカコーポレーション 社長ブログ
https://ameblo.jp/asca-co/entry-12285161798.html
今回の企画は「働き方改革」の実現をコンセプトにしました。ASCAの社員は約9割が女性であり、注目されている在宅業務を可能にするには、内部統制の強化と業務効率の向上がポイントでした。その解決方法として「kintoneの特徴」をフル活用。スピード開発を成し遂げることを開発意義としました。
■働き方改革の実現に向けたシステム開発のポイント
1.内部統制の強化
・基幹業務のスリム化 および 統一化を図り、内部統制に応じたシステムを構築する。
・プロセス管理(承認フロー)、上長権限による項目ロック、締め処理によるデータロックを実現する。
・アプリストアやカスタマイズ開発によるスピード開発を実現する。外部環境の変化に即時対応する。
2.業務効率の向上(システム連携の強化)
・内部統制に応じたシステムをクラウド環境に展開し、場所や時間にとらわれない「働き方改革」を実現する。
・ASCAの業務にマッチしたフルスクラッチ開発を実現。システム機能の適応率を高め、業務作業の省力化や勤務場所に依存しない仕組みを構築する。
・発注者の支払情報やスケジュールの共有を可能にする特定多数向けのWEBシステム(マイページWEBシステム)を構築、kintoneと連携を実現する。
・発注者のスケジュール情報から、采配表を自動で作成する。
3.業務品質の向上(データの活用、分析)
・人材データベースを構築、スキル、改善活動、セミナー参加有無の管理を実現する。良質な人材を確保し成果物の品質や他社との優位性(専門性)を向上を実現する。
・各業務の原価をモニタリングし、問題の特定や改善を可能にする仕組みを構築する。
4.業務速度の向上(データの可視化、共有)
・経営資料や改善活動の集計や可視化(グラフ化)を図り、社員間の情報共有と意思決定を迅速にする。
・仕入業務や納品業務の進捗や納期、請求の可視化を実現。また納期遅延の特定や生産性向上への取り組みを管理する。
・フィードバックWEBシステムとkintoneの連携を実現。顧客や発注者の満足度分析の把握、クレーム対応やニーズ分析に即対応する。
2016年10月にkintoneの導入企画がプロジェクト化され、11月から開発作業を開始しました。翌月の12月にCybozu社主催の「Cybozu Days 2016」に参加、「働き方改革」の意識が高まりました。またASCAの課題とマッチすることから、kintone導入のサブテーマとして進めました。
3か月後にスピード開発を終えて、ASCAのkintoneは産声をあげました。すくすくと成長し「働き方改革」を実現しています。
kintoneは作って終わりではなく、使って成長させていくシステム。これからが勝負だと感じています。
■創意工夫
「働き方改革」を実現するためには、内部統制の強化とシステム連携の実現が前提であること。また、基幹システムの全面移行(ビックバンアプローチ)と短期間のスピード開発が必要不可欠でした。
その解決方法は下記の通りです。
1)ビックバンアプローチ
kintone導入企業は、スモールスタートアプローチが多く、2~3年経過後にアプリケーション数が100件になるケースが多いようです。
ASCAは基幹業務機能の導入をビックバンアプローチで進め、システム基盤を確立しました。(アプリケーション数は21件)
そのあとの拡張機能開発は、最小限の変更や期間で済むケースが多く、9か月目でアプリケーション数は50件となりました。
すなわち、今回のアプローチは早期導入や費用軽減に向けた成功例とも考えられます。
2)スピード開発の実現
kintoneによる基幹システム開発は問題が数点ありました。特に項目のロック処理(編集不可制御)や、上長権限によるロック解除処理は、プログラム実装数が多くなり、コストや期間が増加することが予想されました。解決方法としてソフトウェア開発会社にプラグイン開発やプログラム実装を依頼、活用することで短時間のスピード開発を可能にしました。
現在、開発依頼のノウハウはASCAに引き継がれ、独自で社内開発を進めています。
〜 今後の活用ビジョン 〜
今後は営業活動管理のアプリを開発し、より高度な原価管理やグローバル事業の展開強化を考えています
また、弊社は成果物となるドキュメントファイルやフォルダを安全に扱うことが必須です。WEBストレージと基幹業務の連携を進め、さらなる業務効率の向上を実現する予定です。
2017年8月1日~8月31日まで
お一人様、何社でも投票できます。
※投票は1つのエントリーに対して、1日1度までとなります。135
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