2025年5月版 主なアップデート
アップデート実施日:2025年5月11日
5月11日に実施されるアップデート内容をご紹介します。
メール共有オプション | メールの添付ファイルをkintoneに転記できるように |
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cybozu.com共通管理 | 新機能の有効/無効を切り替えられる「アップデートオプション」を追加 |
cybozu.com共通管理 | ユーザー追加/変更画面のデザイン変更 |
開発中の機能 |
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アップデートオプションの変更内容 |
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本アップデート内容は情報公開時点のものであり、今後変更される場合があります。
その他の変更点は、定期メンテナンス情報をご覧ください。
メンテナンスにおける変更点はこちら
メール共有オプション
メールの添付ファイルをkintoneに転記できるように
「メール共有オプション」でメールの添付ファイルも転記対象に含められるようになりました。従来は、メール転記を実行した上で、メールの添付ファイルをダウンロードした後に kintone のレコードに登録する必要がありました。今後は、添付ファイルの転記の手間が減ることで、メールでやり取りすることが多い請求書、見積書といった添付ファイルを kintone に登録し、管理しやすくなります。
アップデート後の「メール転記の設定の追加/変更」画面

メールの添付ファイルも転記対象に含められるようになりました。
このアップデートにより、転記のボタンをクリックすると、メールの内容が転記されたkintoneのレコードが登録されて、
登録されたレコードの詳細画面が開くようになります。
cybozu.com共通管理
新機能の有効/無効を切り替えられる
「アップデートオプション」を追加
「アップデートオプション」を追加
cybozu.com共通管理の新機能(既存機能の変更を含む)の有効/無効を切り替えることができる「アップデートオプション」設定が追加されました。新機能を無効に設定して新機能の適用を一時的に延期することや、有効に設定して新機能の動作をお試しいただくことが可能です。
アップデートオプション画面

すべての新機能がアップデートオプションの対象になるのではなく、一部の新機能のみが対象となります。
アップデートオプションには期限があり、期限が来るまでは有効/無効を切り替えることができます。
この期限は新機能の性質に応じて調整されます。
cybozu.com共通管理
ユーザー追加/変更画面のデザイン変更
ユーザーを追加する画面やユーザー情報を変更する画面のフロントエンド基盤を刷新しました。それに伴い画面レイアウトやパーツの改善を行いました。基盤刷新の詳しい説明は2023年2月版アップデートの「フロントエンド基盤の刷新」をご覧ください。
対象画面
- ユーザーの追加※
- ユーザー情報の変更※
- ユーザー情報の変更[組織の事前設定]
組織の管理者が表示した場合の画面も含みます。
アップデート後のユーザーの追加画面

レイアウトの変更
設定が必須の項目を画面上部にまとめるなど、項目の性質に合わせて構成を変更しました。従来の二列の構成から一列の構成になりました。
メールアドレスをログイン名に自動入力できるように
「メールアドレスをログイン名として使用する」のチェックが入っている場合、メールアドレスの入力値がログイン名に設定され、従来より少ない入力でユーザーを追加できます。また、メールアドレスの設定が漏れにくくなり、メールを使用する機能をユーザーに利用してもらいやすくなります(例:パスワードを忘れた際のパスワードリセット機能)。
メールアドレスを未設定にしたい場合はチェックを外してください。
チェックがONの場合:

メールアドレスがログイン名として自動設定されます。
チェックがOFFの場合:

ログイン名をメールアドレスとは別に設定します。
「アカウントの使用状態」の操作を理解しやすくする改善
この設定に関する説明を追加しました。また、ラジオボタンで切り替えられるようになり、「使用中」や「停止中」の選択肢が常に表示されるようになりました。

本アップデートは、cybozu.com共通管理のアップデートオプションの設定で、一時的に無効化することができます。
開発中の機能
開発中の機能をご紹介します。
kintoneシステム管理の「アップデートオプション」画面で、各機能を有効化するとご利用いただけます。
この「開発中の機能」を通じて、皆様からのフィードバックをお待ちしております。
ポータル | 2枚目以降のポータルを作成できる機能の提供を開始 |
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全般 | その他のアップデート |
※今後のアップデート予定の機能に関するフィードバックは、kintoneの改善に協力するにて募集しています。
※なお開発中の新機能は、定期メンテナンス以外のタイミングでも随時、仕様変更やアップデートオプションの提供開始・終了が実施されます。
ポータル
2枚目以降のポータルを作成できる機能の提供を開始
kintoneシステム管理者が、従来より提供していたポータル(1枚目)とは別に、2枚目以降のポータルを新たに作成できる機能の提供を開始しました。2枚目以降のポータルでは、表示させるコンテンツ(ウィジェット)の内容や配置をより自由に設定できるようになっており、目的に応じたポータルを作成・運用しやすくなっています。
1枚目のポータルについても、今後機能改善を行なっていく予定です。
従来のポータル(1枚目)

+
新しく作成できるポータル(2枚目以降)
(※開発中の画面です)

タブを切り替えることによって、複数のポータルを表示・利用することができます。
現時点では、2枚目以降のポータルはPC版でのみ表示されます。
作成できるポータルの上限数はコースによって異なります。
なお、現時点ではライトコースでは2枚目以降のポータルの作成を行えません。
2枚目以降のポータルの特徴:
各ポータルに表示するウィジェットの内容や配置をより自由に設定可能
2枚目以降のポータルでは、複数の種類のウィジェットから必要なものを選択・設定することで、ポータルに表示する内容を表現することができます。ウィジェットは、位置をドラッグ&ドロップで移動させることができます。また、同じ種類のウィジェットを複数表示させるように設定することも可能です。これにより、利用者が迷わず目的の情報に辿り着けるようなポータルを作成しやすくなっています。
2枚目以降のポータルの設定画面

表示するアプリやスペースを指定するウィジェットを利用できます。利用者にとって必要なアプリやスペースのみを表示させることで、目的のアプリやスペースを見つけてもらいやすいポータルを作成できます。
2枚目以降のポータルの特徴:
最初に表示するポータルを組織ごとに設定可能
2枚目以降のポータルの中から、利用者に最初に表示されるポータルを組織ごとに設定できます。
最初に表示するポータルの設定画面

例えば、営業部のメンバーがログイン直後にkintoneを開いた際に、「営業ポータル」が最初に表示されるように設定できます。
全般
その他のアップデート
開発中の新機能「プラグインの新しい開発方式」の提供を終了
研究開発中の機能として提供していた「プラグインの新しい開発方式」を、2025年5月版の定期メンテナンスにて提供終了します。
開発中の機能を通じたフィードバックにご協力いただき、ありがとうございました。これまでにお寄せいただいたフィードバックは今後の製品開発に役立ててまいります。
なお2025年5月版の定期メンテナンスの実施以降数日間に渡り順次、「プラグインの新しい開発方式」で開発された読み込み済みのプラグインは自動的にアンインストールされる予定です。
「プラグインの新しい開発方式」について詳細は2024年12月版 アップデート情報をご覧ください。
アップデートオプションの変更内容
2025年5月版における、アップデートオプションの変更内容は以下の通りです。
5月版 | |||
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新機能の無効化 | |||
提供終了
「メンテナンスモードの設定で、メンテナンス中にアプリを閲覧・更新できるユーザーを指定できる機能」を無効にする
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2025年5月の定期アップデート以降、これらの無効化はできなくなります。 | ||
提供終了
「テーブルの行を追加、削除するボタンが、テーブルの横幅にかかわらず隠れずに表示される変更」を無効にする
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提供終了
「新しい検索画面」を無効にする
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提供終了
「インストール済みのプラグインの一覧を取得するREST APIで、取得対象のプラグインIDを指定できる変更、およびプラグインの説明を取得できる変更」を無効にする
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変更なし
「kintoneシステム管理者がアプリ管理者を制限できる機能」を無効にする
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2025年8月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。 | ||
変更なし
「レコードのアクセス権の設定保存時に、エラーの箇所だけではなく画面上部にもエラーを表示する変更」を無効にする
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変更なし
「kintone AI」を無効にする(kintone AIを利用するには条件があります)
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新機能の無効化 (最新チャネルで提供中の機能) |
定期アップデート以外のタイミングでも更新されます。最新の状況はシステム管理内の「アップデートオプション」画面を確認してください。
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新機能の先行利用 | |||
なし
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開発中の新機能 | |||
変更なし
「kintoneシステム管理のデザイン改善:『ヘッダーの色』画面のデザイン・レイアウト変更」を有効にする
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提供終了
「プラグインの新しい開発方式の試用」を有効にする
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変更なし
「プロセス管理の設定で、作業者以外でも実行できるアクションを設定できる機能」を有効にする
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変更なし
「新しいファイル読み込み画面」を有効にする
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追加
「管理者が複数のポータルを作成できる機能」を有効にする
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定期アップデート以外のタイミングでも更新されます。
最新の状況はシステム管理内の「アップデートオプション」画面を確認してください。
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5月版 | |
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新機能の無効化 | |
追加
「ユーザーを追加または編集する際の画像のデザインを変更」を無効にする
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2025年8月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。 |
アップデートオプション機能の詳細や、提供中の各項目(新機能)については以下のヘルプページを参照してください。