2024年10月版 主なアップデート
アップデート実施日:2024年10月13日
10月13日に実施されるアップデート内容をご紹介します。
メール共有 | 「メール共有オプション」を提供開始 |
---|---|
ファイル読み込み | デフォルトのファイル読み込み方式を「新しいファイル読み込み方式」に変更 |
モバイルアプリ(Android) | レコードに添付されているPDFファイルをプレビュー表示できるように |
API |
kintoneのREST APIで、ステータスコードが520となっているエラーを、 標準的なHTTPステータスコードに変更 |
先行利用可能なアップデート |
---|
アップデートオプションの変更内容 |
---|
本アップデート内容は情報公開時点のものであり、今後変更される場合があります。
その他の変更点は、定期メンテナンス情報をご覧ください。
メンテナンスにおける変更点はこちら
メール共有
「メール共有オプション」を提供開始
メールのやり取りをkintoneで一元管理できる「メール共有オプション」の提供を開始します。
本オプションを利用すると、kintoneと代表メールを連携することができ、既存の業務データに加えてメール情報もkintoneで管理することができます。これにより、メール対応業務を複数人で効率的に分担することが可能となります。
本オプションは、2024年10月15日の13時より提供を開始します。
詳しくはリリース後に公式サイト(2024年10月15日午後公開)をご確認ください。
送受信保存メール件数 5,000件の場合です。 kintone のユーザー料金は別途必要になります。
機能紹介:kintone で代表メールを管理する機能
kintone で代表メールを管理し、メール対応業務を複数人で分担して進められるようにするための機能を搭載しています。
ステータス/担当者設定
メールの対応状況を可視化
ラベル(メール項目)も設定可能
対応履歴
メールアドレスに紐づく履歴を表示
受信時の自動振り分け設定
タイトルや差出人等に応じて
振り分けを自動化し、対応を効率化
機能紹介:kintone アプリとの連携機能
メール対応業務を kintone で管理しやすくするための、kintone アプリとの連携機能を搭載しています。
メール転記
受信メールを新規レコード登録
メールスレッド表示
スレッドでメールのやり取りを表示
メール作成
レコードから簡単にメールを作成
メール履歴表示
メールアドレスに紐づくメール表示
テンプレート機能
適切なテンプレートを利用して送信
アドレス帳
kintone の顧客情報をアドレス帳利用
ファイル読み込み
デフォルトのファイル読み込み方式を「新しいファイル読み込み方式」に変更
ファイル読み込み画面で、デフォルトで選択される読み込み方式が「新しいファイル読み込み方式」になりました。これまでは、デフォルトで従来のファイル読み込み方式が選択されていました。
従来のファイル読み込み方式は負荷が高く、kintoneの性能低下が発生する原因となっていました。今後従来のファイル読み込み方式の提供を廃止し、より安定性の高い「新しいファイル読み込み方式」のみを利用可能にするための対応となります。
「新しいファイル読み込み方式」について、詳しくは8月版のアップデート情報をご確認ください。
アップデート後のファイル読み込み画面:
ファイル読み込みに関するアップデート予定は以下の通りです。
提供時期 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
2024年8月版 | 「新しいファイル読み込み方式」の機能を提供開始 ※デフォルトの読み込み方式は「従来のファイル読み込み方式」です | これらのアップデートは、アップデートオプションにて2025年2月版まで無効化可能です |
2024年10月版 | 「新しいファイル読み込み方式」をデフォルトの読み込み方式に変更 | |
2024年12月版 | 「従来のファイル読み込み方式」の提供を終了 |
アップデート内容や予定は現時点のものです。内容や予定は予告なく変更される場合があります。
モバイルアプリ(Android)
レコードに添付されているPDFファイルをプレビュー表示できるように
Android版 kintoneモバイルアプリにおいて、レコードに添付されているPDFファイルをプレビュー表示できるようになりました。従来は、PDFファイルの内容を確認する場合、 PDFファイルの閲覧が可能な他のアプリで開き直す必要がありました。今後は、kintoneモバイルアプリ内でスムーズにPDFファイルの内容を確認できるようになります。
これまで
PDFファイルのプレビュー表示に対応していないため、他のアプリで開く必要がありました。
アップデート後
ファイルプレビュー画面上で、PDFファイルの内容を確認できるようになります。
この新機能の利用には、モバイルアプリのアップデートが必要です。
この新機能を含むアップデートの配信は、10月中を予定しています。
iOS版 kintoneモバイルアプリでは、既に同様の機能を提供しています。
API
kintoneのREST APIで、ステータスコードが520となっている
エラーを、標準的なHTTPステータスコードに変更
エラーを、標準的なHTTPステータスコードに変更
従来kintone REST APIでは、エラー発生時に標準的ではない520というHTTPのステータスコードが返却されるケースがありましたが、今後は標準的なHTTPのステータスコードが返却されるようになります。
この変更により、API利用者はエラー発生時の対応がわかりやすくなるとともに、サービスの保守性と安定性の向上を見込んでいます。
この変更は、2024年9月の定期メンテナンスより先行提供していました。
cybozu.com 共通管理APIについては変更が適用されません。
先行利用可能なアップデート
先行利用が可能なアップデート予定を一部ご紹介します。内容は現時点のものであり、今後変更される場合があります。
API | ログインユーザーの情報を取得するJavaScript APIのlanguageプロパティの戻り値の仕様を変更 |
---|---|
レコード一覧でのインライン編集の許可設定を、REST API で取得・更新できるように |
API
ログインユーザーの情報を取得するJavaScript APIのlanguageプロパティの戻り値の仕様を変更
ログインユーザーの情報を取得するJavaScript APIのlanguageプロパティの戻り値について、以下の仕様変更を行います。
- kintoneの言語が繁体字の場合、戻り値を『zh』から『zh-TW』に変更
- 言語の設定が「Webブラウザーの設定に従う」かつブラウザーで利用している言語がkintoneが対応していないものの場合、戻り値が『en』になるように変更
この変更により、繁体字と簡体字のように同じ国で利用する言語が異なる場合でも、JavaScriptでユーザーが利用しているkintoneの言語を判別できるようになります。
詳細はdeveloper networkをご覧ください。
今後の提供予定は以下の通りです。
- 2024年10月版:「リリース予定の新機能の先行利用」を通じて先行提供
- 2024年12月版:正式リリース(「新機能の無効化」に対応)
API
レコード一覧でのインライン編集の許可設定を、REST API で取得・更新できるように
アプリ設定の、レコード一覧でのインライン編集の許可設定の項目を、REST API で取得・更新できるアップデートの先行提供を開始しました。
詳細はdeveloper networkをご覧ください。
アプリの一般設定の取得API(運用環境) | [GET] | /k/v1/app/settings.json |
アプリの一般設定の取得API(動作テスト環境) | [GET] | /k/v1/preview/app/settings.json |
アプリの一般設定の更新API(動作テスト環境) | [PUT] | /k/v1/preview/app/settings.json |
アップデートオプションの変更内容
2024年10月版における、アップデートオプションの変更内容は以下の通りです。
10月版 | |||
---|---|---|---|
新機能の無効化 | |||
変更なし
「アプリの所属するスペースを変更するREST API」を無効にする
|
2024年11月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。 | ||
変更なし
「プロセス管理の設定内容をフロー図で確認できる機能」を無効にする
|
|||
変更なし
「ツアー機能を利用できなくなる変更」を無効にする
|
|||
変更なし
「計算式の入力中に、値のデータ型と演算子の組み合わせが適切かどうかをチェックする機能」を無効にする
|
|||
変更なし
「kintoneに読み込んだ、またはインストールしたプラグインの一覧を取得できるREST API」を無効にする
|
|||
変更なし
「プラグインの読み込み、更新、削除をするREST API」を無効にする
|
|||
変更なし
「kintoneにインストールが必要なプラグインの一覧を取得できるREST API」を無効にする
|
|||
変更なし
「対象のプラグインを追加しているアプリの一覧を取得できるREST API」を無効にする
|
|||
変更なし
「アプリにプラグインを追加するREST API」を無効にする
|
|||
変更なし
「アプリの一般設定を取得または変更するREST APIで扱える設定値に、『レコードのタイトル』および『高度な設定』の一部の設定を追加する変更」を無効にする
|
|||
変更なし
「アプリ設定画面で、アプリの参照関係を表示する機能」を無効にする
|
|||
変更なし
「レコード一覧でのレコード編集・削除を利用選択できる機能」を無効にする
|
|||
変更なし
「ユーザー向けコミュニティサイトにkintoneからアクセスできる機能」を無効にする
|
|||
追加
kintoneのREST APIで、ステータスコードが520となっているエラーを、標準的なHTTPステータスコードに変更」を無効にする
|
|||
内容変更
「新しいファイル読み込み方式」を無効にする
|
2025年2月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。 | ||
変更なし
「レコード一覧画面で、フィールドをダブルクリックすることで直接編集できるようになる機能」を無効にする
|
|||
変更なし
「アプリのアイコンのURLを取得するJavaScript API」を無効にする
|
|||
変更なし
「『フィールドを取得するREST API』や、『アプリのアクション設定を取得するREST API』で、APIの実行やほかのアプリの情報取得に必要な権限の変更」を無効にする
|
|||
新機能の無効化 (最新チャネルで提供中の機能) |
定期アップデート以外のタイミングでも更新されます。最新の状況はシステム管理内の「アップデートオプション」画面を確認してください。
|
||
新機能の先行利用 | |||
正式リリース
「kintoneのREST APIで、ステータスコードが520となっているエラーを、標準的なHTTPステータスコードに変更」を有効にする
|
|||
追加
「ログインユーザーの情報を取得するJavaScript APIにおける、languageプロパティの値の『言語-国』形式への対応、およびKintoneが対応していない言語の場合にenを返す変更」を有効にする
|
|||
追加
「アプリの一般設定を取得または変更するREST APIで扱える設定値に、『レコード一覧でのインライン編集』の設定を追加する変更」を有効にする
|
|||
開発中の新機能 | |||
変更なし
「kintoneシステム管理のデザイン改善:『ヘッダーの色』画面のデザイン・レイアウト変更」を有効にする
|
|||
変更なし
「アプリの利用を一時的に制限できる機能(メンテナンスモード)」を有効にする
|
|||
定期アップデート以外のタイミングでも更新されます。
最新の状況はシステム管理内の「アップデートオプション」画面を確認してください。
|
アップデートオプション機能の詳細や、提供中の各項目(新機能)については以下のヘルプページを参照してください。