背景
・以前は工事写真を収集するのに、各業者の写真サイズがバラバラで整理しにくい
・業者からまとめて写真を送付してくれるのに写真の整理に時間がかかる
・業者から送付された写真に漏れ、確認したい内容形式でとられていない場合がある
・業者が写真撮影を忘れることがある
・工程ごとの工事内容に不備がある場合の業者間調整に管理責任者が事情に多忙である。
・業者からの請求に対して、工事責任者が確認できたものかどうか、経理部門が確認するのに責任者が多忙で支払が遅れる場合がある。
等々の問題解決を行うため、各社パッケージ導入等も施行したがうまく運用できなかった。
各業者（一人親方）含め、きっちり情報の共有、正しい形式での写真の収集と漏れ等のミスを無くす仕組みを安価にスマホを利用した簡易な操作で構築出来そうなkintoneに注目した。
対象業務：工事品質管理
1.注文住宅の工程別品質管理項目ごとの完了工事写真を収集
2.各工事の進捗状況を関連業者と情報共有することにより、
事前段取りの調整を各業者で判断して日程調整できるようにする。
3.工事情報を関連全業者と情報共有することにより、作業のミスをなくす。
4.関連業者間での情報共有コミュニケーションの場を設定することにより、
工程ごとの作業のみ段取りをスムーズに行う。
5.工事完了情報共有により、経理部門の支払業務を簡易化する。
6.工事品質報告書を作成する。
コンセプト
1.工事写真はスマホ画像に統一
2.高年齢・コンピュータ操作に詳しくない人でも簡単に操作できるスマホで工事写真が撮れる
3.工事担当者すべてが同じ品質で工事管理できる仕組み
4.業者に正しく工事写真を忘れずに撮ってもらえるようにする。
5.工事工程に進捗状況が共有できる。
6.工事の関連業者間で情報共有とコミュニケーションが取れる。
7.工事担当者がいなくても「経理部門が工事完了を確認して支払業務が行える（事務の簡便化）
8.担当工事の責任者・関連業者のみで情報共有できるセキュリティ確保
9.全業者とのコミュニケーションの場を設定し、全業者との親睦を図るイベント発信と品質向上の意識改革
各工程ごとの品質項目とサンプル写真を確認できるようにした。
各工程・品質項目を選択してその場で工事写真を撮れるようにした。
工事別の共有情報を登録し、その場でスマホで確認して業者に確認してもらえるようにした。
各担当者ごとの品質のばらつきをなくすため、工程別の品質チェック項目をマスタ化した。
各業者がその工事の担当者（営業・設計者・工事責任者・コーディネーター等）を確認できるマスタを用意した。
その工事の各工程ごとの業者も確認でき、連絡が取れるようにマスタを用意した。
