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サテライトシェアオフィス
「NewWork」利用料金請求システム

東京急行電鉄株式会社
東京急行電鉄株式会社経営企画室 企画部 イノベーション推進課
渋谷を中心とした東京西部及び神奈川東部の城南西部で鉄道事業及び不動産事業を営む東急電鉄。鉄道事業では8路線全97駅、線路長104.9kmとなり、1日あたり約306万人の旅客を輸送する。不動産事業では渋谷ヒカリエをはじめとした、渋谷駅周辺の大規模再開発事業、二子玉川ライズやキャピトルタワーなど、再開発事業及びオフィス・商業ビルの賃貸事業を行っている。その他にも、東急線沿線を中心として、電気小売事業やケーブルテレビ、ホームセキュリティなどのグループ会社があるほか、百貨店やホテルなどは全国に展開している。

kintone 導入背景

予算や時間に限りがある新規事業という条件のもとで、低コストでスピード感をもって導入できるシステムを探していたところ、kintoneに出会った。①日々変動する仕様にも対応することができるカスタマイズ性、②フルスクラッチでのシステム構築に比べて圧倒的にリーズナブルなコスト、③サーバーなどの資産を持つ必要がないクラウド環境での構築、④明快なインターフェースで容易にシステムを構築することができるゆえのスピード感が決め手となり、kintoneを導入することとなった。

kintone 利用対象となる業務

サテライトシェアオフィス事業「NewWork」の基幹システムとして利用。NewWorkの各店舗を店舗マスタに登録、利用企業及び利用者をそれぞれのマスタに登録することで店舗及び利用者を一元的に管理している。さらに、入退室の時間およびAWS上で計算された利用時間をkintone上に表示することで、運営者側の管理だけでなく、利用企業側の労務管理としても利用可能。利用時間を元に、AWS上で請求金額を計算し、その結果をkintone上に表示するとともに、請求書の発行までを実装した。

該当するアプリやスペース名

コンセプトと企画・開発の意義

NewWorkでは無人環境でのシェアオフィス運営という事業形態上、利用者の入退室管理及び利用時間計算においてはIT化が必要不可欠であった。また、新規事業という性質上、少人数での事業運営が求められていたため、なるべく煩雑な作業を排除して、利用企業の管理から入退室管理、請求金額の計算から請求書の発行までを1つのシステムで管理できるようにした。さらには、社内向けの管理ソフトという位置づけに加えて、利用企業が従業員の労務管理をする上での、利用実績閲覧ソフトとしても利用できるような仕組みを作り上げている。

創意工夫や想い

限られた時間と予算の中で、実務に耐えうるシステムにすべく、必要最小限の機能を実装することからはじめ、必要に応じて段階的に機能追加をしていくということをしており、実際に稼働が始まっている現在でも、次々と新機能の開発を進めている。また、社内向けの管理ソフトというだけでなく、利用企業が労務管理をすることができるソフトという面から、利用企業が閲覧するページについては、必要十分な情報を分かりやすく表示するということに注力し、手間なく労務管理ができるように心掛けた。そうすることで、NewWork利用を検討する企業に対し、導入の後押しになるよう、営業力の強化にもつながるソフト開発を目指した。

資料