kintone導入実績
柔軟に連携できる点を評価
現場主体の業務改善を
全社的に推進
利用用途
決裁書等の申請承認業務 / 書類の回覧業務 /
商品開発のプロセス管理
導入の決め手 / 責任者の声
直感的に操作・開発できるという意味での手触り感は十分でした。もともとクラウドネイティブなkintoneだけに、レスポンス性もしっかりと考慮されており、他システムとのAPI連携の柔軟性など使い勝手の良さも魅力的でした。
スピード感を持って内製化の準備を進める
デジタル化の取り組みは進んでいたものの、さらに加速しなければその先にあるDXを実現できない状況だった。そのため、高度なITスキルがない現場社員でもシステム開発可能な環境を用意する必要があったため、kintoneを導入した。さらに、サブスクリプション型のSIサービスや各種プラグインサービスなど周辺サービスもうまく活用することで、内製化できる環境を素早く整えることに成功した。
グループ全体で業務改善に取り組む
申請・承認業務のデジタル化を事業部門と一緒に進めたことで、今では各部門の担当者から現状の業務をkintoneに置き換えられないかといった相談が数多く寄せられるようになったという。生産性向上を経営層から強く求められていることもあり、現場からはこんなことをやってみたいという逆提案を受けるほど、業務改善に資する仕組みとして全社的に認知されつつある。現場とIT部門との新たな関係性を構築し、事業部門が主体となって現場に必要なシステムを作る体制へと変化したことで、IT部門は現場のパートナーとなり、IT戦略やガバナンスのコントロールなどの全体最適に注力できるようになった。(2020年9月取材)
開発自由度とコストが決め手
顧客体験向上につながる
業務システム
利用用途
販売管理 / 購買管理 / 登記簿管理 /
有価証券管理 / リスク管理など
導入の決め手 / 導入担当者の声
ユーザの声を直接聞いて欲しい機能をパッと作り、改良を重ねました。その場で開発することでkintoneへの理解が進み、コメント機能で相談や依頼が次々と舞い込むようになりました。現場との信頼関係も構築できるなど、相乗効果が生まれています。また、アプリを作れば作るほど、1アプリの利用料は下がります。業務改善に役立つアプリを作っていくことで実質的な費用を限りなくゼロに近づけていきたいです。
圧倒的なコストパフォーマンスを評価
システム選定時の候補としてSaaSの海外CRMシステムも挙がっており、最初から必要な機能が備わっている点が評価されていた。しかし、kintoneでもその機能を充分実現できることが分かった段階でコストを比べてみると雲泥の差があった。現場と対話しながら短期間のうちに業務システムを改善できるというメリットも考慮し、事業本部側でも納得したかたちでkintoneを採用する決断をした。
1.5日で1アプリ開発のスピード感
事業部と近い距離で業務改善を繰り返す
経営改革や大掛かりな業務改善ではなく、既存業務をそのままデジタル化し、デジタルという道具を現場に展開しながら改善している。そのため、完成度100%の業務アプリをじっくり時間をかけて作成するのではなく、完成度50~60%のものを数日で作成し、現場社員に触ってもらいながらとにかく速く改善することを重視。わずか2か月で40弱、1.5日に1個のアプリを作成するというスピード感で現場に浸透させていくことに成功している。(2021年3月取材)
ノーコードツールの
強みを活かし
「全社員IT人材化計画」を推進
利用用途
全社共通の幅広い業務
導入の決め手 / 導入担当者の声
現場のスタッフ自身が自分たちでシステムを作るという意識が醸成されてきていると感じています。現場としても自分たちの力を何倍にもできるという期待がすごく高まっており、現場の力を最大化するための仕組みづくりにkintoneが重要な位置づけになっているところです。
kintoneによって業務同士がつながっていくようになり、業務のスピードやコミュニケーションがどんどん速くなるなど、大きな効果につながっていると感じています。
加速する「全社員IT人材化計画」、
現場の期待やポテンシャルにkintoneがマッチ
ノーコードツールkintoneであればIT技術に詳しくない現場社員でも活用できるほか、クラウドサービスの強みを活かし、PCの前で仕事をする時間が短い現場社員らが隙間時間で完結できるワークフローを作り出せると考えた。試行錯誤しながら2700を超えるkintoneアプリを作成し、業務フローとして日常的に800ほどのアプリを利用している。現場社員がkintoneファーストで業務をフローに落とすことが可能になり、継続して業務改善を進めるマインドが全社的に高まっている。
「全社員IT人材化計画」に向けた3つの施策
「ガバナンス」「プラグイン」「教育」
「全社員IT人材化計画」に向けてまず実施したのはガバナンス整備である。アプリの無法地帯化を防ぐために他社の事例を参考にしながら星野リゾート風にアレンジし、アプリ活用ルールを整備した。2つ目に行ったことはプラグインを最大限活用することで、高度なIT技術がない現場社員でもアプリを開発できる環境を整えた。さらに3つ目に行ったことは現場社員に対して教育環境を用意することである。自ら手を動かして学べるよう、トライアルでアプリ作成できる環境をガバナンスの仕組みとして整備している。自主学習用のコンテンツも用意するなど、「全社員IT人材化」に向けた環境を整えている。(2021年6月取材)
事業会社とのグローバルな
情報共有基盤として活用
利用用途
顧客案件管理 / アンケート / ワークフローなど
導入の決め手 / 導入担当者の声
kintoneによるデジタル化を推進したことで、情報の一元化や業務の可視化、ミス撲滅による作業品質の向上、ペーパーレスなど現場からはさまざまな効果の声が寄せられています。kintoneによって、何年も使い込んだExcelの中にしかなかった情報が社員同士で手軽に共有できるようになったり、異動に伴う引き継ぎ業務を簡素化できたりと、大きな効果が得られています。
パートナーの伴走体制でプロジェクトをドライブ
同社が主体となってkintone活用を加速できる環境や体制を整備すべくサイボウズに相談したところ、オフィシャルパートナーで、伴走型の支援も可能なコムチュア株式会社を紹介された。業務基盤として導入したkintoneをグループ全体に拡大していけるよう、アプリ開発に限らず社内展開も含めて相談できる「kintone先生」としての役割をコムチュアが担当した。コムチュアとは定期的にミーティングを開催し、現場の声を上手く汲み取った提案をはじめとした様々な支援を高く評価している。
ユーザー数1500名を超える
グローバルな情報共有基盤としてkintoneを活用
海外含めた多くの事業会社との情報共有を加速させるための業務基盤づくりに取り組んでおり、kintoneを含めたさまざまなツール・サービスを駆使して、グループ全体の業務効率化やITリテラシー向上に努めている。取引先や外部パートナーとのやり取りで利用しているゲストスペースも含めると利用者は1500名を超える規模となっており、日本はもちろんアメリカや中東、アフリカ、ヨーロッパなどグローバルにkintoneの活用が拡大している。(2023年6月取材)