2023年11月版 主なアップデート
アップデート実施日:2023年11月12日
11月12日に実施されるアップデート内容をご紹介します。
先行利用可能なアップデート |
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開発中の機能 |
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アップデートオプションの変更内容 |
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本アップデート内容は情報公開時点のものであり、今後変更される場合があります。
その他の変更点は、定期メンテナンス情報をご覧ください。
メンテナンスにおける変更点はこちら
計算式
「関数」や「フィールドコード」の入力を補助する機能
アプリ設定の計算式入力欄にて、「関数」や「フィールドコード」の入力を補助する機能が追加されました。関数やフィールドコードの入力候補が表示され、候補を選択しながら計算式の入力を進めていくことができます。
■関数やフィールドコードの入力候補表示
計算式の入力中、入力文字に応じて関数やフィールドコードの候補が表示されます。選択すると入力内容が補完されます。
▼利用例
入力文字に応じた関数やフィールドの候補が表示
- フィールドコードの候補は「フィールド名」でも検索可能です。
- 関数内でフィールドコードを入力する際は、その関数に合わせた候補が表示されます。
- 「"」を入力すると、選択肢系のフィールド(ドロップダウンやラジオボタンなど)の「選択肢」の候補が表示されます。
■入力候補表示で確認できる情報
「関数」「フィールドコード」「選択肢系フィールドの選択肢」の入力候補表示では、以下の情報が確認できます。
関数
- 関数の記述方法
- 概要、ヘルプへのリンク
フィールドコード
- フィールドコード名
- フィールドタイプ(アイコン)、フィールド名
選択肢系フィールドの選択肢
- 選択肢名
- フィールドタイプ(アイコン)、フィールドコード名、フィールド名
■挿入ボタンを利用した関数・フィールドコードの挿入
計算式入力欄の上部に新しく追加される「関数を挿入する」ボタン、「フィールドコードを挿入する」ボタンをクリックすると、kintoneで利用できる関数やそのアプリ内のフィールドコードの一覧を表示できます。
▼利用例
■入力済みの関数・フィールドコードの情報表示
計算式入力欄に入力した後、再度、フィールドコードや関数にカーソルを合わせると、関数の説明やフィールド名情報が表示されます。
▼利用例
アプリ設定
ドロップダウン等の選択肢系フィールドの設定で、項目を追加しやすく
■Enterキー押下で新しい項目行を追加できるように
選択肢系フィールド(※)の設定で、一番下の項目でEnterキーを押下する操作でも、新しい項目行の追加ができるようになりました。項目欄でEnterキーを押下すると次の項目行にカーソルが移動し、一番下の項目でEnterキーを押下すると、新しい項目行が追加されます。これにより、項目の入力や追加がキーボード操作でスムーズに行えるようになります。
Enterキー押下で項目行を追加する操作の例:
一番下の項目にカーソルがある状態でEnterキーを押下すると、新しい項目行が追加され、その行にカーソルが移動します。
併せて 、上下矢印キー操作による項目間のカーソル移動にも対応しました。
■複数行のテキストをペーストして複数項目を一度に追加できるように
Enterキー押下時に加え、改行を含むテキストをペーストした際も、改行箇所で新しい項目行となって項目が追加されるようになりました。これにより、選択肢系フィールド(※)の設定で、複数の項目を一度に追加できます。
今後は、例えば既存のテキストを項目名として活用したい場合や、都道府県などの項目数が多いフィールドを用意する際に、これまでより少ない手間で項目を設定できるようになります。
複数行をペーストして項目を追加する操作の例:
テキスト1行分が1項目となって、複数の項目が一度に追加されます。
※ドロップダウン、ラジオボタン、チェックボックス、複数選択フィールドに対応しています。
アプリ設定
アクションの設定で、「コピー先のアプリ」の候補リストからアプリを開けるように
アクションの作成・編集画面のコピー先アプリ選択パーツにおいて、アプリ一覧に「アプリを開く」ボタンを追加しました。選択する前にアプリを開けることで、アプリを間違えていないか確認しやすくなり、安心して設定を進められるようになりました。
アプリアクションの作成画面:
アプリ一覧の行にカーソルをホバーすると、「アプリを開く」ボタンが表示されます。
「アプリを開く」をクリックすると、そのアプリが新しいタブで開かれます。
モバイルアプリ
(Android)
写真や動画ファイルのアップロード時に、「写真選択ツール」が利用できるように
(Android)
Android版 kintoneモバイルアプリにおいて、レコードに写真や動画ファイルをアップロードする際、
従来のファイルアプリからファイルを選択する方法に加えて、新たにAndroid
OSから提供されている「写真選択ツール」を利用できるようになりました。これにより、Android端末から写真や動画ファイルをアップロードする作業がよりスムーズに行えるようになります。
「写真や動画を選択」を選んだ場合:
「写真選択ツール」が開き、写真の選択に適した表示で目的のファイルを選ぶことができます。
「ファイルを選択」を選んだ場合(従来):
「ファイルアプリ」が開き、適宜フォルダを移動して、目的の写真ファイルを選ぶ必要がありました。
※写真選択ツールはレコード以外にもスレッドなどでも利用できます。
※この新機能の利用には、モバイルアプリのアップデートが必要です。この新機能を含むアップデートの配信は、11月中を予定しています。
ユーザー管理
Microsoft Entra IDとのプロビジョニングの設定が手軽に
Microsoft社が提供するMicrosoft Entra ID (旧 Azure Active Directory) とのプロビジョニングの設定を従来より手軽にできるようになりました。 Microsoft Entra アプリケーション ギャラリーからcybozu.comとの連携用アプリケーションを利用することで、Microsoft Entra ID上の設定作業をスムーズに進めることができます。これにより、セキュアなユーザー管理を導入しやすくなります。
設定の詳細は以下をご覧ください。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/saas-apps/cybozu-provisioning-tutorial
cybozu.comのプロビジョニング機能については以下をご覧ください。
https://jp.cybozu.help/general/ja/admin/scim.html
全般
その他のアップデート
■チェックボックス・複数選択フィールドの設定UI改善
他フィールドの初期値設定のUIに揃え、設定項目の気づきにくさや分かりにくさを低減
これまで:
アップデート後:
■cybozu.com共通管理
-
「組織とユーザーの設定」画面に操作の説明とヘルプのリンクを追加
-
「動的グループの条件の変更」画面に変更対象のグループ名が表示されるように
先行利用可能なアップデート
先行利用が可能なアップデート予定を一部ご紹介します。内容は現時点のものであり、今後変更される場合があります。
API | JavaScript APIで数値フィールドに対して値を取得・書き換えする際の動作の変更 |
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API
JavaScript APIで数値フィールドに対して値を取得・書き換えする際の動作の変更
従来kintone JavaScript APIでは、数値フィールドに対して、数値ではない様々な文字列(例: 「入力してください」)でも取得・書き換えができていましたが、今後は以下のように変更される予定です。
-
書き換え時:[数値として扱える値]へは書き換え可能。
ただし、[数値として扱える値]以外の値への書き換えはエラー。 -
書き換え時:[数値として扱える値]は取得可能。
ただし、[数値として扱える値]以外の値は取得不可(固定文字列「#INVALID!」が返る)。
※[数値として扱える値]については今回APIドキュメント内に新たに定められます。
この変更により、数値フィールドで数値を扱う際の考慮事項が減り見通し良く実装できるようになるとともに、今後想定している製品アップデート実施時の対応コストが減り、保守性が向上することを見込んでいます。 変更内容の詳細はdeveloper networkの記事をご覧ください。
今後の提供予定は以下の通りです。
- 2023年11月版:「リリース予定の新機能の先行利用」を通じて先行提供
- 2024年2月版:正式リリース(「新機能の無効化」に対応)
- 2024年5月版:「新機能の無効化」の提供終了
先行提供をお試しいただくには、アップデートオプション画面の「リリース予定の新機能の先行利用」の下記の設定を有効にします。
(この機能を有効にするには、「レコード追加・編集画面の数値フィールドで、桁区切りのカンマ付き数字や全角数字が使用できる変更」も有効にする必要があります)
開発中の機能
開発中の機能をご紹介します。
kintoneシステム管理の「アップデートオプション」画面で、各機能を有効化するとご利用いただけます。
なお開発中の新機能は、定期メンテナンス以外のタイミングでも随時、仕様変更やアップデートオプションの提供開始・終了が実施されます。
全体 | ユーザー情報のポップアップ表示機能 |
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通知機能 | デスクトップ通知を利用可能に |
システム管理 | プラグインを追加できるアプリをシステム管理者が制限できるように |
※開発中の新機能に対するフィードバックは、kintoneの改善に協力するにて募集しています。
全体
ユーザー情報のポップアップ表示機能
ユーザーの簡易プロフィールをその場で確認できる機能の提供を開始しました。ユーザー名をクリックすると、そのユーザーの所属組織情報や各種リンクがポップアップで表示されます。また、弊社製品「Garoon」をご利用の場合は、そのユーザーのスケジュール画面を開くためのリンクも表示されます。
この機能は現時点でスペースのスレッドでのみお試しいただけます。
現時点で未対応の箇所
- スレッド以外の画面への対応
- アプリのユーザー選択フィールドやレコードコメント、サイドメニューのピープル一覧、検索結果画面等
- モバイル画面
- ボタン等の各種デザインの適用
- Garoonのスケジュール画面を開くためのリンク追加
- ピープル機能やGaroonの利用有無に応じた表示の出し分け
今後の追加アップデートについては、kintone製品サイトのアップデート情報「すべてのアップデート」ページでお知らせしていく予定です
通知機能
デスクトップ通知を利用可能に
デスクトップ通知機能の提供を開始しました。Webブラウザーでkintoneの画面を開いているタブがあるときに「自分宛」通知を受信すると、デスクトップ上に通知内容が表示されます。これにより、kintone以外の画面を開いて作業をしているときでも、通知が来たことに素早く気が付けるようになります。この機能を利用するには、個人設定画面からデスクトップ通知を有効に設定します。
「自分宛」通知を受信すると通知内容が、デスクトップに表示されます。
※開発中の機能として提供中の現時点では、Google Chromeのみ対応しています。
システム管理
プラグインを追加できるアプリを
システム管理者が制限できるように
システム管理者が制限できるように
kintoneシステム管理画面で、プラグインを追加できるアプリをシステム管理者が制限できる機能の提供を開始しました。これまでは、一度インストールされたプラグインは、アプリ管理者によってどのアプリにでも追加できてしまっていました。本機能を利用すると、システム管理者が把握できていないアプリでプラグインを追加・利用されてしまうことを防ぐことができます。
あるプラグインをkintone利用者全体ではなく、特定の部署やグループ等でのみ利用してほしい場合や、特定のアプリでのプラグイン利用を想定している場合などにご活用いただけます。
システム管理「プラグイン」画面
システム管理「プラグインの設定」画面
※既にプラグインを設定済みのアプリを利用許可の対象外とした場合、そのアプリではプラグインの動作が停止します。
アップデートオプションの変更内容
2023年11月版における、アップデートオプションの変更内容は以下の通りです。
11月版 | ||
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新機能の無効化 | ||
提供終了
「関連レコード一覧フィールドの『一度に表示する最大レコード数』設定で1件と3件を選択できるようになる変更」を無効にする
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2023年11月の定期アップデート以降、これらの無効化はできなくなります。 | |
提供終了
「アプリ設定画面で、削除済みのユーザー/組織/グループ名の後に削除済みであることを示す文言を追加」を無効にする
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提供終了
「『ログインユーザー』『優先する組織』をキーボード入力からも選択できる機能」を無効にする
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提供終了
「アプリ貼り付けで一覧を貼り付ける場合に、『表示件数』設定で20件、30件、40件、50件を選択できるようになる変更」を無効にする
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提供終了
「スレッド作成時、スペース参加メンバーに自分宛で通知するかどうか選択できる機能」を無効にする
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提供終了
「アプリ設定の設定タブ内のフィールドを選択する箇所で、フィールド名を検索できる機能(フィールドのアクセス権)」を無効にする
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提供終了
「プロセス管理のステータスが削除できない場合のエラーを、ステータスの削除ボタンクリック時にも表 示する変更」を無効にする
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提供終了
「ヘッダー・ナビゲーションバー・サイドメニューのフロントエンド基盤の変更(PC版のみ)」を無効 にする
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提供終了
「開発基盤の刷新(対象:日時情報の文字列パース処理ライブラリ)」を無効にする
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提供終了
「アプリ設定の設定タブ内のフィールドを選択する箇所で、フィールド名を検索できる機能(フィールドのアクセス権以外)」を無効にする
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提供終了
「モバイル版のスペースのトップページやスペース一覧に、スペースの種類を表示する変更」を無効にする
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提供終了
「アプリ設定画面で、ユーザー・組織・グループ名が省略されずに表示される変更」を無効にする
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変更なし
アプリ名を編集中に、同じ文字を含む他のアプリがあることを表示する機能」を無効にする
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2024年2月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。 | |
変更なし
「ゲストユーザー管理画面で、ゲストユーザーの一覧をCSV形式でダウンロードできる機能」を無効にする
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変更なし
「レコード追加・編集画面の数値フィールドで、桁区切りのカンマ付き数字や全角数字が使用できる変更」を無効にする
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変更なし
「ルックアップフィールド設定で設定済みの『関連付けるアプリ』を開ける機能」を無効にする
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変更なし
「アプリ設定のプラグイン画面に、拡張機能に関するリンクを表示する機能」を無効にする
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変更なし
「アプリ設定の『JavaScript / CSSでカスタマイズ』『APIトークン』画面で、APIドキュメント等のリンクを表示する機能」を無効にする
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追加
「計算式の設定時に、関数・フィールドコードなどの候補を表示する機能」を無効にする
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||
追加
「選択肢フィールドの設定で、項目追加がEnterキーでの操作や複数行のテキストをまとめてペーストする操作でもできる機能」を無効にする
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追加
「アプリアクションの設定で、コピー先のアプリを選択する前にアプリを開ける機能」を無効にする
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新機能の無効化 (最新チャネルで提供中の機能) |
定期アップデート以外のタイミングでも更新されます。
最新の状況はシステム管理内の「アップデートオプション」画面を確認してください。
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新機能の先行利用 | ||
追加
「数値フィールドを取得またはセットするJavaScript APIで、不正な値が入力されている場合の動作の変更」を有効にする
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開発中の新機能 | ||
変更なし
「ファイル読み込み時に発生したエラーをまとめて表示する機能」を有効にする
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変更なし
「新しいファイル読み込み方式」を有効にする
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追加
「ユーザー情報のポップアップを表示できる機能」を有効にする
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追加
「自分宛の通知を、kintoneを開いているときにデスクトップ通知で表示する機能」を有効にする
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||
追加
「プラグインの利用をシステム管理者が制限できる機能」を有効にする
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定期アップデート以外のタイミングでも更新されます。
最新の状況はシステム管理内の「アップデートオプション」画面を確認してください。
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アップデートオプション機能の詳細や、提供中の各項目(新機能)については以下のヘルプページを参照してください。