もっと子どもを育て伸ばせる環境が欲しかった。
子どもたちの成長を記録し共有するkintoneで、
保育・療育環境を進化させ、働き方が改善した利用法とは?
株式会社関西 青竹のふし情報システム部青竹のふし子ども発達リハビリセンター
平成元年に誕生した弊社は、在宅における事業を手掛けながら成長して参りました。現在は、過去の経験から子供様に関わる事業を中心に行い、働きやすさや情報の取り扱い方について事業展開の重要事項に置き、業務をしております。
主な事業は、障がいのある子供さまに対して、訪問看護や通所サービスである児童デイ(児童発達支援・放課後等デイ)を行う民間企業です。
日本の福祉を世界一にしたい。そんな目標を持った企業が、保育・療育環境の改善に取り組んでいます。
kintone 導入背景
情報を共有することで、もっと育児をし易くし、働いているスタッフにも変化を伝えていきたい。そうすることで成長記録を子供たち、親御様と一緒に作ることができるだろうと考えました。
・離れたスタッフにもリアルタイムに伝えたい。
・訪問看護と児童デイの法制度を跨った共有をしたい。
・働いているスタッフが残業せずに業務をこなせるようにしたい。
・公明正大に記録をしていきたい。
・他職種が働ける環境がほしい。
これらの希望がkintone導入に至った経緯で、現在は業務の入り口から出口までを賄うシステムになっている。
kintone 利用対象となる業務
・訪問看護事業
・児童デイ事業
・法人運営管理業務
法律を跨った各制度を法人内で一元管理し、必要な情報を必要なスタッフに、適切なアクセス権のもと共有することが出来ています。
単純なソフトウェアではなく、各事業の特色や、地域性、区市町村単位での細かな制度などもフォローすることができ、弊社に合うようにオリジナリティーを創意工夫しています。
利用者様の情報から、請求、売り上げ、タイムカード、申請など、情報を縦横に利用してマルチに活用できるようになってきています。
該当するアプリやスペース名
親御様との情報共有スペース
スタッフ情報共有スペース
児童デイ業務管理スペース
コンセプトと企画・開発の意義
スマートフォンで作業ができること。これが第一に上げられます。訪問看護では看護師やリハビリ業務従事者が、ご利用者様のご自宅に訪問します。仕事場はご自宅ということになり、事務所に帰ってから情報をあげていては、タイムラグが発生します。
また、業務が終わってから事務所に戻ったり、残業などが発生して効率の悪さが伺えていました。
同様に、通所事業で子供たちを受け入れるわけですが、対象となるお子様は、訪問看護、児童デイも両方利用されることが多く考えられました。しかし、医療保険法と児童福祉法では根拠法が異なるために、一元で管理できるソフトウェアは存在しませんでした。
デイでの様子を訪問看護師が知っていれば、もっと変わる。
訪問時の様子がデイのスタッフに伝えられたら?
このような課題を解消すべく、スマートフォンでもパソコンでも、時間軸を超えて作業のできるクラウドシステム。
また、日本製という部分にも重点を置き、データの管理体制にも導入のポイントがありました。
アプリは日々進化し、使いにくい箇所を改善しつつ、今も業務を行いながら進化していっています。
創意工夫や想い
子供たちの笑顔を伝えたい。この表情をママやパパにも伝えたい。
そんな気持ちが大きくありました。
家では出来ていないけど、デイでは出来ていた。ちょっとの「出来た」を伝えることができ、紙媒体で伝える限界を超えて気持ちを伝えたい。そんなスタッフの想いをシステムに反映したかったです。
また、親御様から頂くコメントは、スタッフにもとって励みになり、一緒に子供たちを育てているんだという気持ちにしてくれます。
子供たちを育てる事業を行うものとして、スタッフの子育てにも役に立ちたい。kintoneはそれを実現してくれています。