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人類kintoneマスター化計画‐第四話 挑戦、失敗、重ねて‐
新入社員研修にkintoneを導入した話。

株式会社 神戸デジタル・ラボ
株式会社 神戸デジタル・ラボ開発管理部
阪神大震災直後の神戸で産声を上げた独立系ITベンチャーとして、地元神戸のお客様と共に着実に成長を続けてきました。今は活動の場を全国に広げ、世界最高レベルのWebセキュリティ診断や、Webマーケティングソリューションに加え、IoTやウェアラブルデバイス上で動作する生活支援アプリケーションや、モノゴトの未来価値を予測する基礎技術を用いたソリューションなど、尖ったサービスを展開しています。

kintone 導入背景

弊社ではすでに1年前から全社的にkintoneが使われていますが、今年の5月より、新入社員研修にもkintoneを導入しました。

理由としては、
・必要な知識量が少ない
・挑戦しやすく、失敗させやすい
・問答無用でkintoneを触らせることができる
の3つがあります。
新人研修という観点では、「挑戦」と「失敗」と「リカバーすることでの成功」の3つをkintoneで学ぶことが出来ます。
また、人事総務部の業務効率化という観点では、kintoneの操作性やコストパフォーマンスの良さから、新入社員研修への導入を決めました。

kintone 利用対象となる業務

新入社員研修にkintoneを導入して具体的に何を行ったかというと、新入社員研修の一環として、新入社員に人事総務部の業務をkintone化することで効率化を図るという疑似プロジェクトを任せました。
新人がアプリ提供するためにやらないといけないこと(要件の整理・開発・テスト・運用) を通して、社会人としての基本(報告・連絡・相談・段取り・聴く・話す・考える など)を kintoneのアプリを開発することで習得してもらいました。

該当するアプリやスペース名

コンセプトと企画・開発の意義

コンセプトは「Try&Error」です。 新人研修で最も大切なことは、挑戦することと失敗することだと考え
kintoneアプリ開発をやってみる⇒失敗する⇒考える⇒修正する⇒成功する
という成功へのプロセスをkintoneで学んでもらう。というのが目的としてあります。

また、人事総務部の業務効率化という観点からは、kintoneを導入することで今まで手でやっていた作業を無くし、業務の質を向上させることが出来る。というのを意義としてあげました。

なぜkintoneが新入社員研修の素材として向いているか?というと、下記の3つの理由があります。

・必要な知識量が少ない
 10分もあればアプリ作成が可能。
 今までのプログラミングスキルで左右されない

・挑戦しやすく、失敗させやすい
 画面を見ながら作るので、「やってみる」に特化している。
 失敗してもすぐにリカバリーできるので、指導者側も「失敗」を経験させやすい。

・問答無用でkintoneを触らせることができる
 「kintone触るきっかけが…。」これがkintoneマスターになれない1番の原因。
 新人研修は、kintoneをマスターするこの上ないきっかけになる。

創意工夫や想い

kintoneはアプリ開発以外にも、新入社員とのやり取りはメールはほとんど使わず、
すべてkintoneのスペース内スレッドでやり取りを行いました。
日報も既存のkintoneアプリを使って提出するようにしました。
気軽に先輩に質問をしたり、コミュニケーションを取ってほしい。という思いがありました。
また、kintoneアプリを作成する点では、研修が終わって各部門に配属されたのちに、
その部門内で更にkintoneを広めてほしいという思いがありました。

資料