2025年1月版 主なアップデート
アップデート実施日:2025年1月12日
1月12日に実施されるアップデート内容をご紹介します。
アプリ | テーブルの行追加操作が横スクロール不要で行なえるように |
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検索画面 | 情報の種類を指定して検索できるように |
REST API | レコードをUPSERT(対象レコードがあれば更新、なければ登録)する操作をREST APIで行えるように |
メール共有オプション | 複数のメールアプリケーションが利用できるように |
メールアプリケーション内のメールに対するアクセス権を設定できるように | |
サイボウズ Office 連携 | 「サイボウズ Office スケジュール連携」プラグイン |
開発中の機能 |
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アップデートオプションの変更内容 |
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本アップデート内容は情報公開時点のものであり、今後変更される場合があります。
その他の変更点は、定期メンテナンス情報をご覧ください。
メンテナンスにおける変更点はこちら
アプリ
テーブルの行追加操作が横スクロール不要で行なえるように
テーブルフィールドの行追加・削除ボタンが、常に画面右側に表示されるようになりました。
これまでは、横に長くレイアウトされたテーブルの場合、毎回行の右端まで横スクロールしなければ行追加できませんでしたが、アップデート後はそのような横スクロール操作不要で行追加が行なえます。
これまで:追加・削除ボタンが、テーブルの右端まで横スクロールしないと表示されない
アップデート後:追加・削除ボタンが、横スクロールしなくても表示される
検索画面
情報の種類を指定して検索できるように
2024年12月版より選択式で提供開始していた「新しい検索画面」を2025年1月版にて正式リリースします。
新しい検索画面では、キーワード検索に加えて情報の種類を指定して検索できるようになりました。
たとえば、過去のやり取りを探す際には「レコードコメント」や「スペース・スレッド」のみを指定したり、書類を探すときには「添付ファイル」のみを指定して検索することができます。これにより、目的に合わせた検索がより簡単に行えるようになります。
▼検索結果画面の絞り込み機能
検索の詳細条件設定エリアで、情報の種類や、作成者、作成日の範囲を指定できます。
キーワードを含むアプリやスレッドがヒットした場合は、検索結果の補足情報としてアプリの説明やスレッドの所属するスペースが表示されるようになりました。
▼アプリやスレッドの検索結果表示
アプリ名やスレッド名だけでなく、アプリの説明や、スレッドが所属するスペース名も確認できます。
なお、今回の新しい検索画面の提供にあわせてフロントエンド基盤の刷新を行い、既存画面の再構成や既存機能の見直しも実施しました。
REST API
レコードをUPSERT(対象レコードがあれば更新、なければ登録)する操作をREST APIで行えるように
レコードをUPSERT(対象レコードがあれば更新、なければ登録)する操作を、REST APIで行えるようになりました。
レコードのUPSERT操作を行うには、レコード一括更新REST APIを「UPSERTモード」で実行します。キーとして指定したフィールドの値と一致するレコードがあればそのレコードが更新され、無ければレコードが新規登録されます。
これにより、例えば他システムにて管理している顧客情報を、kintoneの顧客リストアプリに反映したい場合に、既存顧客であれば該当するレコードを更新し、新規顧客であればレコードを新規登録する、といった処理が、一度のAPI呼び出しで行えるようになります。
詳細はdeveloper networkをご覧ください。
レコードの一括更新API | [PUT] | /k/v1/records.json |
メール共有オプション
複数のメールアプリケーションが利用できるように
「メール共有オプション」で複数のメールアプリケーションが利用できるようになりました。これまではアプリケーションは1つしか利用できなかったため、1つのチームや業務においての利用が中心でした。今後は、代表メールアドレスごとにアプリケーションを分ける設定が可能なため、例えば人事部と営業部でそれぞれアプリケーションを分けて、複数の業務での利用を行うことができるようになります。
▼アップデート後の「メール共有オプション」画面
「メール共有オプション」をすでにご利用いただいている方は、メール作成プラグインの再設定が必要になります。
詳細な設定方法はヘルプをご確認ください。
メール共有オプション
メールアプリケーション内のメールに対するアクセス権を設定できるように
メールアプリケーション内のメールに対してアクセス権を設定できるようになりました。従来は権限の設定を行えなかったため、全ての利用者が全メールの「閲覧、編集、削除、送信」を行うことができていました。今後はメールアプリケーション内のメールに対して、適切なアクセス権を組織/ユーザー単位で設定できるようになることで、より安全にメール共有オプションを利用できるようになります。
▼メールアプリケーションのアクセス権の設定画面
サイボウズ Office 連携
「サイボウズ Office スケジュール連携」プラグイン
クラウド版サイボウズ Officeのスケジュールと連携するプラグインが追加されます。レコード詳細画面からサイボウズ Officeの予定を検索したり、予定を登録したりできます。このプラグインはkintoneシステム管理のプラグインストアから無料でインストールできます。
■利用例1:営業案件をkintoneで管理、商談予定をサイボウズ Officeで管理
案件管理アプリで会社名や連絡先などの顧客情報と案件情報を管理し、お客様との商談日程や参加者を
サイボウズ Officeで管理できます。レコードに関連付けた予定は、商談履歴として検索できます。
■利用例2:議事録を会議の予定から参照
kintoneで一元管理している議事録を、サイボウズ Officeの会議予定から参照できます。
■利用例3:有給休暇を予定に登録、商談情報を往訪予定から参照
休暇申請アプリで勤怠管理している場合に、申請者は承認済みのレコードから休暇予定を登録できます。
サイボウズ Officeで管理している往訪予定から、活動履歴アプリの商談情報を参照できます。
開発中の機能
開発中の機能をご紹介します。
kintoneシステム管理の「アップデートオプション」画面で、各機能を有効化するとご利用いただけます。
なお開発中の新機能は、定期メンテナンス以外のタイミングでも随時、仕様変更やアップデートオプションの提供開始・終了が実施されます。
プロセス管理 | 作業者の代わりに、作業者以外のユーザーがステータスを変更できるアクションを設定可能に |
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※今後のアップデート予定の機能に関するフィードバックは、kintoneの改善に協力するにて募集しています。
プロセス管理
作業者の代わりに、作業者以外のユーザーがステータスを
変更できるアクションを設定可能に
変更できるアクションを設定可能に
プロセス管理の設定でステータスに作業者が設定されているとき、作業者向けのアクションとは別に、作業者以外のユーザーが実行できるアクションを新たに設定できるようになりました。これまでは、作業者が設定されたステータスには、作業者用のアクションしか設定できませんでした。本機能を使用すると、作業者以外のユーザーが作業者の代わりにステータスを変更できるようなプロセスを設定することができます。
▼機能を有効にした状態のプロセス管理画面(※開発中の画面です)
■活用例1:部長のユーザーの代わりに、副部長のユーザーがステータスを変更できるように
作業者の代わりにステータスを進めてほしいユーザーが決まっている場合、そのユーザーをアクション実行可能なユーザーとして直接指定することで、例えば部長のユーザーの代わりに副部長のユーザーがレコードの内容を確認し、ステータスを進めるようなプロセスを設定することができます。
■活用例2:申請者のユーザーが、一度ステータスを変更した後、元のステータスに戻せるように
レコードの内容によってアクションを実行可能なユーザーを変更したい場合、実行可能なユーザーとしてフォーム内のユーザー/組織/グループフィールドを指定することで、例えばあるレコードを申請したユーザー自身がステータスを元に戻せるようなプロセスを設定することができます。
アップデートオプションの変更内容
2025年1月版における、アップデートオプションの変更内容は以下の通りです。
1月版 | |||
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新機能の無効化 | |||
提供終了
「新しい検索画面を試すことができる機能」を無効にする
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2025年1月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。 | ||
変更なし
「新しいファイル読み込み方式」を無効にする
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2025年2月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。 | ||
変更なし
「レコード一覧画面で、フィールドをダブルクリックすることで直接編集できるようになる機能」を無効にする
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変更なし
「アプリのアイコンのURLを取得するJavaScript
API」を無効にする
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変更なし
「『フィールドを取得するREST
API』や、『アプリのアクション設定を取得するREST
API』で、APIの実行やほかのアプリの情報取得に必要な権限の変更」を無効にする
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変更なし
「アプリの利用を一時的に制限できる機能(メンテナンスモード)」を無効にする
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変更なし
「アプリの一般設定を取得または変更するREST
APIで扱える設定値に、『レコード一覧でのインライン編集』の設定を追加する変更」を無効にする
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変更なし
「アプリストア画面のフロントエンド基盤の変更」を無効にする
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変更なし
「ログインユーザーの情報を取得するJavaScript APIにおける、languageプロパティの値の『言語-国』形式への対応、およびkintoneが対応していない言語の場合にenを返す変更」を無効にする
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2025年3月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。 | ||
追加
複数のレコードを更新するREST APIに、UPSERTモードに切り替えるオプションを追加する変更」を無効にする
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変更なし
「メンテナンスモードの設定で、メンテナンス中にアプリを閲覧・更新できるユーザーを指定できる機能」を無効にする
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2025年5月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。 | ||
追加
「テーブルの行を追加、削除するボタンが、テーブルの横幅にかかわらず隠れずに表示される変更」を無効にする
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追加
「新しい検索画面」を無効にする
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新機能の無効化 (最新チャネルで提供中の機能) |
定期アップデート以外のタイミングでも更新されます。最新の状況はシステム管理内の「アップデートオプション」画面を確認してください。
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新機能の先行利用 | |||
なし
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開発中の新機能 | |||
変更なし
「kintoneシステム管理のデザイン改善:『ヘッダーの色』画面のデザイン・レイアウト変更」を有効にする
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正式リリース
「テーブルの行を追加、削除するボタンが、テーブルの横幅にかかわらず隠れずに表示される変更」を有効にする
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正式リリース
「複数のレコードを更新するREST
APIに、UPSERTモードに切り替えるオプションを追加する変更」を有効にする
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変更なし
「プラグインの新しい開発方式の試用」を有効にする
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追加
「プロセス管理の設定で、作業者以外でも実行できるアクションを設定できる機能」を有効にする
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定期アップデート以外のタイミングでも更新されます。
最新の状況はシステム管理内の「アップデートオプション」画面を確認してください。
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アップデートオプション機能の詳細や、提供中の各項目(新機能)については以下のヘルプページを参照してください。