2022年8月版 主なアップデート
アップデート実施日:2022年8月14日
8月14日に実施されるアップデート内容をご紹介します。
アプリ | レコード変更履歴の「バージョンを戻す」ボタンが戻り先と同じ位置に表示されるように |
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開発中の機能 |
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アップデートオプションの変更内容 |
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その他の変更点は、定期メンテナンス情報をご覧ください。 メンテナンスにおける変更点はこちら
アプリ
レコード変更履歴の「バージョンを戻す」ボタンが戻り先と同じ位置に表示されるように
レコードの変更履歴の過去のバージョンに戻すボタンの配置を見直しました。戻り先と同じ位置に「このバージョンに戻す」というボタンが表示されるようになります。これにより、戻り先と操作ボタンとの対応が認識しやすくなります。
これまで:
ボタンの位置と戻り先の位置が異なる
アップデート後:
ボタンの位置と戻り先の位置が一致している
過去のバージョンに戻すためのボタンが、戻り先と同じ位置に表示されるようになります。
ボタン名も
「この前のバージョンに戻す」から
「このバージョンに戻す」や「最初のバージョンに戻す」に変更されます。
開発中の機能
開発中の機能をご紹介します。
開発中の機能は現時点のものであり、今後変更される場合があります。
開発基盤 | フロントエンド基盤の刷新 |
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※開発中の新機能に対するフィードバックは、「kintoneの改善に協力する」フォームにて募集しています。
開発基盤
フロントエンド基盤の刷新
私たちkintone開発チームでは毎月アップデートを実施し、機能追加などの製品改善を継続的に行っています。そして現在、そういった製品価値を高める開発のスピードを根本的に向上させるための活動を、各方面で実施しています。その活動のひとつが、リリース当初から10年以上に渡り画面UIの開発に使用し続けていた基盤(フロントエンド基盤)の刷新です。kintone内のすべての画面を対象にフロントエンド基盤を刷新することにより、最新の技術や開発手法の導入を進め、開発速度を向上させることを目指しています。
フロントエンド基盤の刷新は、画面UIの開発を大きく変えるものですが、必ずしも画面の見た目や動作の大きな変更を伴うものではなく、システム管理の一部の画面については、既に刷新を終えています。
ただし、基盤の刷新と同時にUIパーツの統合や共通化を行う場合があり、画面デザインやレイアウトの大きな変更を伴う画面もあります。それらの画面に関しては、正式リリース前に先行してご利用いただけるオプションを提供し、いただいたフィードバック等を踏まえながら、継続的な改善を進めた上で、正式版のリリースを行います。また、正式リリース後も、刷新前の状態をしばらくの間利用できるオプションを提供する予定です。今後のリリース予定については、順次アナウンスいたします。
参考記事(技術者向け):「kintoneのフロントエンド刷新に向けた取り組み」
8月版にて先行提供される「アプリ設定の各種画面」について
8月版では、フロントエンド基盤の刷新を適用した状態のアプリ設定画面の一部を、アップデートオプションの「開発中の新機能」を通じて先行提供いたします。なお、UIやデザイン・レイアウト変更は現時点でのものであり、改善したバージョンを今後も継続的に開発・提供していく予定です。
アプリ設定の各種画面では、フロントエンド基盤の刷新にあわせ、従来各画面で異なっていた保存ボタンの配置等のレイアウトを揃えています。
1:ヘッダー・グローバルナビゲーションエリア
基本的にデザインの変更はありませんが、各種ボタンや、サイドメニュー、お気に入り、ヘルプメニューなどが新しい実装に置き換わっています。
2:パンくずリスト
実装の置き換えに合わせてデザインが変更されます。スペース内アプリはスペース名も表示されるようになります。
3:設定保存・キャンセルボタン
ボタンのデザインやレイアウトが変更されます(画面上部から画面下部に変更され、スクロールに追従し常時表示されます)。また、上位の画面に戻るためのボタンが追加されます。
また、従来の画面から、各種ボタンや入力フォームのデザインが、以下のように変更されます。その他、キーボード操作対応などのアクセシビリティの改善も進めています。
従来の画面
フロントエンド基盤刷新後の画面
先行して利用可能な画面
8月版で先行してご利用いただけるのは、アプリ設定の以下の画面です。
- アイコンと説明
- デザインテーマ
- プロセス管理
- アプリの条件通知
- レコードの条件通知
- リマインダーの条件通知
- プラグインの一覧
- プラグインの追加
- プラグインの設定
- JavaScript / CSSでカスタマイズ
- APIトークン
- Webhookの一覧
- Webhookの追加
- Webhookの編集
- Slack連携
- アプリのアクセス権
- レコードのアクセス権
- フィールドのアクセス権
- カテゴリー
- 言語ごとの名称
- レコードのタイトル
- 高度な設定
- アクションの一覧
- アクションの追加
- アクションの編集
先行利用する方法
アップデートオプション画面の「開発中の新機能」に追加される以下の設定を有効にするとご利用いただけます。
※開発中の新機能の利用方法はこちら
なお、プラグイン設定画面については、別のオプションで有効・無効の切り替えを行ないます。
この設定は、プラグイン開発者の方が、フロントエンド基盤刷新後のプラグイン設定画面に対して事前に動作を確認する目的で利用することを想定しています。
プラグインの設定画面の実装方法によっては、APIとして提供されていない要素に依存している場合に、ボタンやUIの表示が崩れる等の影響が発生する可能性があります。プラグイン開発者の方は必要に応じて動作の確認を行なってください。
アップデートオプションの変更内容
2022年8月版における、アップデートオプションの変更内容は以下の通りです。
8月版 | ||
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新機能の無効化 | ||
提供終了
「テンプレートファイルを読み込んでアプリを作成する機能を、システム管理権限がないユーザーでも利用できるようにする変更」を無効にする
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2022年8月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。 | |
変更なし
「PC版ポータル・サイドメニューの『すべてのアプリ』一覧を名前順で表示する変更、および『最近公開されたアプリ』一覧を追加する変更」を無効にする
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2022年11月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。 | |
変更なし
「ユーザーのアクセス状況を一覧する機能」を無効にする
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2022年11月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。 | |
追加
「レコード変更履歴のバージョンを戻るボタンを、戻り先のバージョン欄に配置する変更」を無効にする
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2022年11月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。 | |
新機能の先行利用 |
(なし)
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開発中の新機能 | ||
変更なし
「ファイル読み込み時に発生したエラーをまとめて表示する機能」を有効にする
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追加
「アプリ設定画面内のデザイン・レイアウト変更」を有効にする
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追加
(プラグイン開発者向け)「プラグイン設定画面内のデザイン・レイアウト変更」を有効にする
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アップデートオプション機能の詳細や、提供中の各項目(新機能)については以下のヘルプページを参照してください。