2021年9月版 主なアップデート

アップデート実施日:2021年9月12日

レコードの絞り込み
(モバイル)
レコード絞り込み機能がモバイルに対応

モバイル版のレコード一覧から、レコードの絞り込みができるようになりました。モバイル利用時でも、絞り込み条件やソート順の確認、変更を行うことが可能です。

モバイル版でレコードを絞り込む操作の流れ

1レコード一覧画面の絞り込みボタンから「絞り込む」ダイアログを開くことができます。

レコード一覧画面に追加された絞り込みボタンを指している画像

2PC版と同様、絞り込み条件とソート順の確認や変更ができます。

絞り込み条件

絞り込み機能のダイアログの中で条件を設定する画面を指している画像

ソート順

絞り込み機能のダイアログの中でソートを設定する画面を指している画像

3設定を適用すると条件に応じたレコードが表示されます。

絞り込みの設定を適用後、条件適用済みのレコードが表示されている画像

API

本機能で設定した条件は、kintone.mobile.app.getQuery()、kintone.mobile.app.getQueryCondition()で取得できます。

※ モバイル版では、アプリ管理権限の有無によらず、新しい一覧を保存することはできません。


絞り込みが適用されているとき、PC版と同様に、レコード詳細のパンくずに「絞り込みが適用された状態のレコード一覧に戻るためのリンク」が表示されるようになりました。また、絞り込みを反映したまま前のレコードや次のレコードに移動する操作にも対応しています。

絞り込みを適用した場合の、レコード一覧と詳細画面の行き来

絞り込み条件を適応したレコード一覧の画面とレコード詳細の2画面を行き来している画像

レコード詳細画面のパンくずに表示される「絞り込み」をタップすると、元の一覧に戻ることができます

レコードの絞り込み
(モバイル)
モバイルからPC版URLを開いた際の不要な画面表示を省略

モバイルからPC版のURLを開いた際、不要な画面が一瞬表示される箇所が複数ありましたが、それらが表示されないように修正しました。

モバイル版でPC版のURLを開く例:

メール通知:

モバイル版のメールクライアントにてPC版のURLを開こうとした時、これまで表示されていた不要な画面を介さずにリンク先を開けるようになったことを示す画像

画面説明・ヘルプ
読み込まれたファイル/出力されたファイル/個人設定の各画面に、関連するヘルプへのリンクを追加

読み込まれたファイル/出力されたファイル/個人設定の各画面にも、アプリ設定やkintoneシステム管理の画面と同様に「ページタイトル」「概要説明」「ヘルプへのリンク」を追加しました。ページの概要やヘルプをすぐに確認することができ、各ページの役割や利用方法などについて知りたい場合に役立ちます。

例:読み込まれたファイル画面(※個人設定/出力されたファイルも同様です。)

ポータルから「読み込まれたファイル」の画面への導線をを示している画像
矢印
「読み込まれたファイル」の画面にページタイトル、概要説明に加え、ヘルプのリンクが新しく追加されたことを示す画像

API
モバイル版のAPIでも、レコード一覧画面の表示件数(limit)・表示開始位置(offset)が取得可能に

レコード一覧のクエリ文字列を取得するAPIで、モバイル版でも表示件数(limit)や表示開始位置(offset)が取得できるようになりました。これまではPC版でのみ取得が可能でした。

変更対象API:

レコード一覧のクエリ文字列を取得する(オプション付き) kintone.mobile.app.getQuery()

詳細はdeveloper networkをご覧ください。 developer networkはこちら

API
URLで指定した絞り込み条件が、モバイル版表示時にも適用されるように

モバイル版のレコード絞り込み機能搭載にあわせ、URLでレコード一覧に表示するレコードの条件を指定している場合に、モバイル版で表示した際にも絞り込みが適用されるようになりました。これまでは、PC版でのみ絞り込みが適用されていました。

記述例:

https://{sub-domain}.cybozu.com/k/{appId}/?query={クエリをUTF-8でURLエンコードした文字列}
※上記をモバイルからでも開くことができます。

詳細はdeveloper networkをご覧ください。 developer networkはこちら

ユーザーAPI
グループ情報をJSON形式でインポートできるREST APIを追加

グループ情報をJSON形式でインポートできるREST APIを追加しました。
これにより、グループ情報のインポートとエクスポートの両方が、JSON形式での利用に対応しました。
従来のCSV形式でのインポート/エクスポートも引き続き利用可能です。

新しく追加されるAPI:

グループ情報のインポートAPI /v1/groups.json [POST]

詳細はdeveloper networkをご覧ください。 developer networkはこちら

開発中の機能

開発中の機能をご紹介します。
開発中の機能は現時点のものであり、今後変更される場合があります。

ファイル読み込み ファイル読み込み時のエラーをまとめて表示する機能(先行利用可能)

ファイル読み込み
ファイル読み込み時のエラーをまとめて表示する機能
(先行利用可能)

ファイル読み込み時のエラーをまとめて表示する機能を開発中です。
ファイル読み込み機能に関するこのほかの改善についても検討・開発を現在進めています。

9月版より、この開発中の機能の利用をお試しいただけます
(利用するには、アップデートオプション設定から有効化する必要があります)。

エラーの表示イメージ(※現在開発中の画面です)

「読み込まれたファイル」画面のファイル詳細部分に複数のエラーがまとめて表示されている画像

※最大20件までのエラーを表示

アップデートオプションの変更内容

2021年9月版における、アップデートオプションの変更内容は以下の通りです。

9月版
新機能の無効化
変更なし
「スペースのお気に入り機能」を無効にする
2021年11月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。
変更なし
「フォーム設定でフィールドのサイズを調整する際に、他のフィールドと横幅や縦幅をそろえる機能」を無効にする
変更なし
「DATE_FORMAT関数で扱える日時の範囲を広げる変更」を無効にする
追加
「PC版URLからモバイル版URLへリダイレクトされる際に経由する画面表示の変更」を無効にする
アップデート内容
2022年2月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。
追加
「モバイル版でレコードを絞り込む機能」を無効にする
アップデート内容
新機能の先行利用
変更なし
(なし)
開発中の新機能
変更なし
「アプリの所属するスペースを変更する機能」を有効にする
追加
「ファイル読み込み時に発生したエラーをまとめて表示する機能」を有効にする
アップデート内容

アップデートオプション機能の詳細や、提供中の各項目(新機能)については以下のヘルプページを参照してください。