2020年7月版 主なアップデート
その他の変更点は、定期メンテナンス情報をご覧ください。 メンテナンスにおける変更点はこちら
アプリ管理
アプリ一覧をCSVファイル形式でダウンロードできる機能を追加
アプリ管理画面からアプリの一覧をCSVファイル形式でダウンロードできるようになりました。
たとえばこの機能は、その時点で存在するアプリを一覧として保存しておきたいときや、アプリの利用状況を分析したいとき、増えたアプリの整理や削除を進めたいときなどに活用できます。この機能はcybozu.com共通管理者のみ利用可能です。
CSVファイルに書き出される項目
- ID
- アプリ名
- アプリグループ
- ステータス
- レコード数
- フィールド数
- カスタマイズ
- 作成者
- 1日のAPIリクエスト数
今後のアップデート予定
次回のアップデート(8月版)では上記の項目に加え、さらに作成者のログイン名など、いくつかの情報が追加される予定です。ログイン名の情報を用いて、他のデータと組み合わせることが可能となります。たとえば、ユーザー情報のCSVファイルと組み合わせて、「作成者が削除済みユーザー」のアプリを確認することなどが可能です。
アプリ管理
アプリ一覧に「自分が作成したアプリ」を絞り込み表示する機能を追加
アプリ管理画面で自分が作成したアプリだけを絞り込んで表示できるようになりました。
これにより、複数人がアプリを作成している場合に、各ユーザーが自分の作成したアプリを把握しやすくなります。
たとえば、作成途中だった自分のアプリを見つけて設定を再開したいときや、自分が作成したアプリを整理・削除したいときなどに活用できます。
「管理権限のあるアプリ(自分が作成したアプリのみ)」に切り替えることで、自分が作成したアプリのみを絞り込んで表示することができます。
※アプリ管理画面では、自分に管理権限のあるアプリが一覧表示されます。
今後のアップデート予定
不要なアプリの削除を進める際、関連レコード一覧フィールドなどにより参照関係が設定されているアプリ(アプリパックなど)は、削除を行う前に参照関係の解除を行う必要があります。この削除手順に関して、8月版で改善を行う予定です。
ポータル
アプリウィジェットに「自分が作成したアプリ」を絞り込み表示する機能を追加
ポータルの「アプリ」ウィジェットでも、自分が作成したアプリの一覧を表示できるようになりました。
最近作成したばかりのアプリを開きたい場合などに、この一覧からすばやく開くことが可能です。
ドロップダウンリストから「作成したアプリ」を選択します。
グラフ
年/月/日単位で集計する際、グラフ上に表示されるラベルが集計する単位に応じた表記になるように改善
年/月/日単位で集計した結果をグラフ表示する際、グラフ上に表示される項目名に含まれていた不要な日付や時刻の表示が省略されるようになりました。これにより、グラフの視認性が向上します。
今まで:
7月版より:
年単位でグラフを表示したときに不要な日時が表示されません。
表示に変更のあるグラフ
- 横棒グラフ
- 縦棒グラフ
- 円グラフ
- 折れ線グラフ
- クロス集計表
- 面グラフ
- 曲線グラフ
- 曲線面グラフ
※モバイルでも上記グラフの表示に変更があります。
メール通知
受信形式(HTML/テキスト)を各ユーザーが選択可能に
メール通知の形式(HTML/テキスト)を個人設定で選択できるようになり、各ユーザーが好みの形式でメール通知を受信できるようになりました。
個人設定
7月版より:
今までのように全ユーザーのメール形式を統一することも可能です。
システム管理の「個人設定による変更を許可する」のチェックを外します。
システム管理/個人設定
設定の並び順の変更や保存手順の変更を実施
システム管理の「通知のメール送信」設定の項目の並びを変更し、個人設定画面と同様に、上位概念の項目から順に表示されるようになりました。また、個人設定を変更する際、「時刻表記」と「メール通知」とを個別に保存できるように変更しました。
システム管理
7月版より:
個人設定
今まで:
7月版より
ユーザー認証
認証アプリを利用した2要素認証を設定可能に
認証アプリを利用した2要素認証によるログインに対応しました。ログイン時、ログイン名とパスワードによる認証に加え、認証アプリ(Google Authenticator、Microsoft Authenticatorなど)に表示される確認コードの入力が必要になり、よりセキュアにkintoneを利用することが可能です。
2要素認証の設定画面(アカウント設定):
2要素認証設定後のログイン手順:
※ 2要素認証を利用するには、cybozu.com共通管理者が2要素認証を有効にする必要があります。
※ 2要素認証を有効にすると、パスワード認証によるAPIの実行が利用できなくなります。
API
安定したサービスの継続的な提供に必要な仕様変更を実施
安定したサービスを継続的に提供していくため、一部APIのご利用について仕様を変更いたします。
仕様変更の内容:
レコード一括取得APIで指定できるoffsetの値に上限値(10,000)を設けました。
上限値を超えるoffsetの値を指定するとエラーになり、APIを実行できません。
極端にサーバーに負荷のかかる処理の実行を制限することで、製品全体の安定性の向上や、表示速度の改善などが見込まれます。
※ 7月版のアップデート以前から利用していた環境ではエラーが表示されませんが、アプリ管理者に対して、上限値を超えている旨の告知がレコード一覧画面に表示されます。
この仕様変更の詳細はdeveloper networkで解説しています。
https://developer.cybozu.io/hc/ja/articles/360030757312
※その他の変更点は、定期メンテナンス情報をご覧ください。 メンテナンスにおける変更点はこちら