kintone 7月アップデートに伴う仕様変更のご案内 （情報公開：2015年5月26日/更新：2015年9月28日）

テーブル内のフィールドの値を条件にレコードを絞り込んだ場合の結果が変わります。

• 変更前：絞り込み条件にあてはまるかどうかが、テーブル全体でチェックされる
• 変更後：絞り込み条件にあてはまるかどうかが、行ごとにチェックされる

多くのユーザー様が期待する結果に沿う仕様に変更しました。

仕様変更により影響を受ける範囲

◆「絞り込み」の該当箇所

• ・一覧
• ・集計（グラフ）
• ・レコードの条件通知、リマインダーの条件通知
• ・レコードのアクセス権
• ・プロセス管理

◆影響を受ける「絞り込み」条件

• ・テーブル内のフィールドに対して、複数の条件を指定し、「すべての条件を満たす」を設定した場合

  以下のようにテーブルを利用したアプリを対象に集計や諸設定をしている場合に影響がございます。

  • ✔️ テーブルを使ったアプリで集計作業を行っている例をみる
  • ✔️ テーブルを使ったアプリでプロセス管理や、条件通知を設定している例をみる
• ・テーブルがあるレコードに対して、「含まない」を設定した場合例をみる
• ※これらの絞り込みの仕様変更のうち、「次のキーワードを含む」指定をする場合については2015年9月以降の適用となる予定です。
  不具合が確認されたため、適用が延期となりました。

機能によっては影響が大きい場合があるので、ご注意ください。（アクセス権、プロセス管理など）

◆その他の影響範囲

• ・画面上部の検索ボックスを使用して、データを検索した場合もテーブルの各行ごとに検索した結果の値を返すようになります。例をみる
• ・行なしテーブルが検索対象外になります。

絞り込み条件を複数指定している場合

【納品管理アプリ】「東京支店」に「製品B」を納品したレコードのみを絞り込む。

「○○を含まない」絞り込み条件の場合

【納品管理アプリ】「製品C」を含まないレコードのみを絞り込む。

プロセス管理でアクション条件を設定している場合

【交通費申請アプリ】「現金」かつ「3万円以上」の交通費申請があった場合には、部長の承認も必要とするプロセス管理を設定する。

画面上部の検索ボックスを使用して、データを検索した場合

【訪問履歴】「サイボウズ」への訪問履歴があるレコードを検索する。