「kintone導入をしくじらずに成功してほしい」という想いから、
多くのkintoneユーザーのセンパイたちが経験した、
kintone管理者が陥りやすいしくじり体験をもとに教訓をお伝えします。
みなさんも導入してから「なかなか浸透しない…」なんて思い当たるフシはありませんか?
社内浸透の教訓 その1
「仲間を作って、目的を明確にしよう」
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担当者が自分しかいなかったり、kintone利用の目的が曖昧だと、社内浸透にしくじります。
kintoneはチーム導入をオススメしています。チームで進めると、浸透も早い!また、kintoneを入れただけでは課題は解決できません。まずは導入の目的を明確にしましょう! -
ケミカルグラウト 小野センパイの事例
- 現場からの反発を解消したワークショップが成功の決め手に
- タブレット普及率の高い部門からスタート、口コミでファンを広げていく
- パートナーサービスの活用も成功を支えた
- 結果年間24日の工数削減、離職率も0%をキープ
社内浸透の教訓 その2
「75点を目指して素早く実現しよう」
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100%完成してからのリリースを目指していると、社内浸透にしくじります。
kintoneは小さくはじめて大きく育てるのがコツ。時間をかけて100点満点を目指すのではなく、75点を目指して素早く実現しましょう。運用中でも日々カイゼンできます。 -
京王電鉄 虻川センパイの事例
- システムのプロではなく、業務改善のプロを目指そう
- 100点ではなくても、素早くシステムができれば様々な業務をカイゼンできる
- 構築のスピードやコスト感、改修の迅速さなど、スクラッチ開発の仕組みに比べて、”オイシイ”部分をアピール
社内浸透の教訓 その3
「現場の人の声に耳を傾けよう」
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業務の流れによってレコード入力できなかったり、入力する項目が多すぎたり、現場の人にっとって「アプリが使いづらい」と、社内浸透にしくじります。
「使いづらい」を放置せず、現場の声に耳を傾けることは、さらなる改善のチャンスです。 -
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元気でんき 河口エレキテル
センパイの事例- どのアプリでもコメント欄でアプリ改善要望OKに
- 「@システム問い合わせ」のメンション機能を用いることで、改善要望はすぐに管理者に伝わる
記事提供:角川アスキー総合研究所 Webサイト「ASCII.jp × kintone」
利用者にアプリの目的や
注意事項を伝えやすくする方法
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アプリの説明を使ってみよう
「アプリの説明」とは、アプリを開いたときに表示される情報です。
例えば「あれ? アプリにどうやって入力すればいいんだっけ?アプリの管理者って誰だっけ?」と思ったりする事、たまにありませんか?
そんなときに誰もがパッと見てわかる“トリセツ”が該当のkintoneアプリに用意されていると、利用者はとても便利です!目的を書いたり、注意事項を書いたり、アプリの管理者を書いたり、関連リンクを置くのもオススメです。アプリの設定の「アイコンと説明」から設定できます。
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アプリのラベルを使ってみよう
「ラベル」フィールドを利用すると、フォームに見出しや説明文を表示できます。利用者がアプリへ迷わず情報入力するのをサポートする、優しく便利な機能です!
アプリのフォーム編集画面から「ラベル」フィールドを追加しましょう。
知っておきたいラベルの活用術4選
- 見出しとして活用
- 近接するフィールドの説明や補足として活用
- 関連するリンクをつけて活用
- アプリの最初に設置して目的や補足として活用