「それ、kintoneでデキるんじゃない!?」を引き出し
芋づる式に業務改善できる秘訣は、
みんながアプリを作れるようになること。…だけど、なんだか不安?
みんなで安心してkintoneのアプリを作れるように
ヒヤリキャット達とたのしく学びましょう!
kintone
ヒヤリハットクイズとは?
kintoneでアプリを作るときに、うっかりやらかさないようにするための知識を
クイズ形式で学ぶことができるのが「kintoneヒヤリハットクイズ」
kintoneでアプリを作る人のために、知っておくと安心な内容をまとめました。
こんな方にオススメ!
-
アプリを作れる人を
増やしたいけど、みんなが情報の
公開範囲をうまく設定できるか不安管理者 -
設定を忘れていて
大事なデータを
誰でも削除できる状態だった…アプリ作成者 -
大事な情報を
登録したんだけど、誰かに
編集されてしまわないか不安…アプリ利用者
kintoneヒヤリハットクイズをはじめる前に
9つのあるあるシーンで予習!
一部のメンバーだけが閲覧できるアプリを作りたい。
kintoneのアプリには公開範囲を制限する機能がある。
〇か×か。
公開範囲の制限にはアクセス権という機能を利用できます。
アクセス権を設定すると、ユーザーに応じて閲覧・編集できるデータを制限でき、アプリ・レコード・フィールドごとに設定できます。
たとえば、以下のような設定が可能です。
- 案件管理アプリは、営業部のメンバーしか使えないようにする(アプリのアクセス権)
- 社員名簿アプリは、自分の情報しか見られないようにする(レコードのアクセス権)
- 日報アプリの上司の入力欄は、上司しか編集できないようにする(フィールドのアクセス権)
社員にアンケートをとるアプリを作成している。 作成中のアプリを同僚に確認してもらったところ、「自分の回答は見えるが、 他の人の回答を見えないようにすることはできないか?」と質問された。 kintoneではこのような設定ができない。 〇か×か。
「アプリのアクセス権」と「レコードのアクセス権」を設定することで、レコードの閲覧などの操作を、任意のメンバーだけに制限することが可能です。例えば、レコードの作成者だけがそのレコードの閲覧・編集・削除をできるようにするには、次の手順で設定します。
①「アプリのアクセス権」で、回答をしてもらいたいユーザー全員に閲覧・追加・編集・削除のチェックを入れる。
②「レコードのアクセス権」で、レコードの作成者だけに閲覧・編集・削除のチェックを入れる。※ Everyoneの閲覧・編集・削除のチェックは外す。
社員名簿アプリで「郵便番号」と「住所」のフィールドを作成した。 限られたメンバーだけがこのフィールドを閲覧できるようにしたい時は、 「フィールドのアクセス権」を設定すると良い。〇か×か。
kintoneは、「アプリ」「レコード」「フィールド」のそれぞれに対してアクセス権を設定できます。
例えばフィールドに対して閲覧や編集ができる人を制限したい場合は、「フィールドのアクセス権」を設定します。
アプリを運用開始する前に、アクセス権を適切に設定できているか、
必ずチェックしておくと良い。
〇か×か。
アクセス権は、ユーザーに応じて閲覧・編集・削除などの操作ができるデータを制限できる便利な機能です。
一方で、誤った設定をしてしまうことで、閲覧するべきではないユーザーからもデータが見えてしまうことがあります。設定をよく確認してから運用を開始しましょう。
「顧客管理」のアプリを作成した。
ユーザーが間違って顧客情報のレコードを削除しないようにしたい。
そのためには「アプリのアクセス権」を設定し、
「レコード編集」の権限を外すのが良い。〇か×か。
「アプリのアクセス権」を設定し「レコード削除」の権限を外すのが正解です。
アプリを作成した際、初期値としてEveryoneに「レコード削除」の権限が付与されるため、レコードの削除を許したくないアプリの場合は、権限を外しておきましょう。
なお、レコードの編集も許したくないアプリの場合は「レコード編集」の権限も外しましょう。
上司から管理を頼まれたアプリがある。
早速アプリを開いてみると、このような画面が表示された。
私はこのアプリの設定を変更することができる。
〇か×か。
「アプリ管理」権限を持っているユーザーのみ、アプリの設定が可能です。アプリ管理権限を持っているユーザーは、アプリの一覧画面やレコード詳細画面の右上に歯車マークが表示されます。
歯車マークをクリックでアプリの設定画面を開くことができます。変更・管理が必要なアプリにて歯車マークが表示されていない場合は、アプリの管理者に管理権限の付与を相談しましょう。担当者の急なお休みなどに備えて、アプリ管理者は普段から複数人で担当するのがおすすめです。
作ったアプリを、他の誰かが間違って消してしまうことを防ぐためには、
作成したアプリの「アプリのアクセス権」から、
「アプリ管理」の権限が不必要に付与されていないか確認すると良い。
〇か×か。
アプリの削除は「アプリ管理」権限を持っている人であれば実行できるため、「アプリ管理」権限を不必要な人に与えないように注意しましょう。
※kintoneの「システム管理者」はアプリ全てを管理する権限を持っているため、「アプリのアクセス権」の設定に関わらずアプリの設定変更や削除が可能です。
登録が不要になった「FAX番号」のフィールドを削除した。 後日、過去のデータを参照したいと思った時、 フィールドに登録してあったデータはいつでも元に戻すことができる。 〇か×か。
一度フィールドを削除すると、そのフィールドに登録された過去のデータも消えるため要注意です。過去のデータを今後も確認したい場合、以下の方法がオススメです。
フォームの一番下などに「グループ」フィールドを追加し、フィールド名を「参照用」「使わない項目」などに変更して、「FAX番号」のフィールドはその中に設置しておき、必要な時に確認できるようにします。
CSVファイルなどで過去のデータを確認できれば良い場合データをCSVで書き出してから、kintoneのアプリ上から「FAX番号」のフィールドを削除します。
アプリを誤って消してしまった。
すぐに気付いたが、もう復旧することはできない。
〇か×か。
削除してしまったアプリは、削除時点の状態に復旧することができます。
アプリを復旧するとレコードのデータおよび、アプリの設定(一部を除く※)のどちらも削除時点の状態に戻ります。
ただし、アプリを復旧できるのはcybozu.com共通管理者のみになります。
また、削除してから14日以上経過したアプリは復旧できないため、気付いたらすぐに管理者に相談をしましょう。
※アプリ復旧の詳細についてはヘルプをご確認ください。
結果はいかがでしたか?
全問正解できていれば、ひとまず安心です!
間違えた問題がある方や、不安なことがある方は
解説資料(PDF)やkintone公式ヘルプでおさらいしましょう!